第4日目、7月31日。日本最東端の駅「東根室」から北浜へ向かう(前編)
3ヶ月近く更新が開いてしまいました。理由は高校時代にかかれた原稿が家の片付けで行方不明になっていたのでした。
記憶だけでは書けないので、ずっと探してたら発見できたので再開することができました。
廃止の決まった日本最東端の駅
「東根室」より乗車しました。
4日目は、日本最東端の駅「東根室」より、釧網本線「北浜」まで一気に乗り通しました。
長くなったので、前半と後半に分けて掲載します。
4日目、7月31日
東根室1002ー根室1005 普通
根室1057ー釧路1312 急行ノサップ2号
釧路1404ー北浜1804 普通
下りの根室行きが東根室10:02なので、Y.H.を8:30くらいに出発しました。
まだ携帯やましてやネットなんてない時代なので、ユースにあるガイドの地図を書き写して知らない街を探索することになるので早めに出たのでした。
宿がたまたま根室駅より東根室の方が近かったのですが、駅に関する表示がまったくないので信じる方向をあるくしかありませんでした。
当時の東根室駅は住宅街の築堤の上にあり、表示もなくほーむへの階段があるだけ。
これじゃないかと言ってみたら駅でした。
駅名標の横に「日本最東端の駅」とあるだけの板張りの仮乗降場のような駅でしたが、全く何もないところではなく住宅街の中なので、なんで利用がないのか不思議な駅でした。
ホームでのんびりしてるとタイフォンが聞こえ根室行きのディーゼルがやってきたのでのりこむました。
窓から写真を撮っているひとが多数。
根室までは1.5kmしかないので、あっというまに終点の根室へ到着。
根室駅に着くと、すでに釧路行きの急行「ノサップ2号」を待ってるお客さんの列ができてました。その中に昨夜YHで一緒だった人も。厚床まで行って標津線に乗ると言っていたので、昨日の私と逆のルートをたどるのでしょう。
他にも北海道に入った時に別れたYさんと再会。意外なものです。
道東の方へ行くとは言ってましたが、まさかここで再会するとは。わからないあものです。
Yさんは釧路に出て摩周湖に行くといっていたので、途中まで一緒にいきますかということに。
根室10:57発の「ノサップ2号」は急行型キハ56の2両編成。席が大体埋まる乗車率で根室を発車しました。
一気に加速して、さきほどの「東根室」もあっというまに通過。
住宅が切れるといきなり原野の風景です。
今はなき「花咲駅」あたりの海岸段丘は日本離れした車窓で見応えがあります。
こんな風景、北海道の果ての方じゃないとみることはできないでしょう。
約1時間、湿原と玄弥の風景の中を全開で走って厚岸湖のほとりを通って、牡蠣で有名な厚岸停車。
厚岸の街を出ると山間に入れば原生林、低地には湿原という無人地帯が続きました。ときおり小駅がありましたが急行なのでスピードを落とさずにパス。
車窓としては単調に見えるかもしれませんが、日本で無人地帯がつづくところなんてないでしょう。
やがて先の方に大きな町が見えてくると釧路の街です。
川を超えると住宅地になり、釧網本線が合流する構内の広い駅に着くと「東釧路」でした。
「ノサップ」は停車せず終点釧路に。
2時間半くらいの旅でしたが、車窓に釘付けで退屈しませんでした。
つづきます。