2025年2月13日(木)
年次有給休暇の消化を含め、この日から4日間の休み。初日は定期の受診で以前から予定していた公休日で、朝から病院へ。
特に大きな変化はなく、10時過ぎに終了し、後はフリーとなる。
何にも予定は立てていなかったが、昼食を摂った後、急に思い立って某駅へ向かい、駐車場に車を置き、切符を購入して札幌に向かう。(※車には一日分の着替えや携帯の充電器など最低限の装備が入ったバッグは常に用意しているので、それを持って。)
15時半過ぎに札幌に到着。これからの時間ならまだ道北(旭川・稚内方面)、道東(網走・釧路方面)、道南・本州(函館・青森方面)の各方面への特急がある。各方面のホテルも検索するとまだ空はあるようだ。
このうち、函館行の特急北斗と釧路行の特急おおぞらは全車指定席なので、駅の自動券売機で空席を確認すると空きはあるが、通路側のみであったため、パスすることとし、残るは旭川、稚内、網走への特急ライラック、カムイ、オホーツク、サロベツ。自動券売機で指定席を確認すると窓側にも空きがある。旭川からの特急サロベツは自動券売機では確認ができなかったが、平日だからたぶん空席はあるだろうし、これらの列車には自由席もある。
道北へ向かい3月のダイヤ改正で廃止になる雄信内駅か抜海駅を探訪することも考えたが、ここ数年冬は道東方面に行っているので、今回も道東へ向かうことにした。
札幌17:30発の網走行きの特急オホーツク3号は指定席は空いていたが、今回は自由席に乗ることとし、夜食と明日の朝食用の食料と飲み物を買って、早めにホームへ出て待つ。
73D 特急オホーツク3号 (札幌駅)
早めに並んでいたので席は確保できましたが、旭川まで自由席はとても混雑しており、立っている人もいました。
旭川でほとんどの客が降り、自由席は4~5名ほどになりました。
そういえば特急オホーツク(特急大雪)がキハ283系に代わってから乗ったのは初めてだったかも。
途中の遠軽駅にて
途中、野生動物(シカ)などの影響もなく、列車は定刻の22:55に網走に到着しました。
網走に到着した特急オホーツク3号 (網走駅)
3月のダイヤ改正でキハ283系の特急大雪が快速のH100形に換わるので、キハ283系の運用も特急オホーツクだけになってしまいますね。
この日は駅前のホテルに宿泊し、早めに就寝しました。
2025年2月14日(金)
6時過ぎにホテルをチェックアウトし、網走駅へ。
網走6:39発の普通列車で釧路へ向かう。
4723D 釧路行 (網走駅)
ノーマルなH100形1両、今回は湿原側の座席に座る。早朝にも関わらず、団体客も乗り込み、座席はすべて埋まってました。
北浜駅付近にて
今年は流氷の接岸が遅れていて、全く流氷の姿はありませんでした。
北浜駅と知床斜里駅で団体客は大半が降りましたが、知床斜里駅や川湯温泉駅、標茶駅などで多くの客が乗り込み、車内は終着の釧路までずっと混雑していました。
釧路湿原を流れる釧路川
岩保木水門
途中、エゾシカの出没で警笛を鳴らしたり、徐行することはありましたが、釧路には定刻の10:00着です。
改札を出て、駅構内のコンビニで暖かい飲み物と使い捨てカイロを購入し、タクシーで釧路川の船着き広場へ向かいます。
ここは昨年も訪れ、SL冬の湿原号の撮影をしようとして、直前にカメラのトラブルでうまく撮れなかったので、ぜひまた来たいと思っていました。
この日は金曜日でしたので、前回訪れた時より撮影者は少なかったのですが、それでも十数人はいました。
5626D 釧路行 (東釧路~釧路)
この列車の釧路到着後、間もなくSLの釧路駅発車の汽笛が聞こえ、程なくして目的のSL冬の湿原号がやって来ました。
9380 SL冬の湿原号 (釧路~東釧路)
まあ今年は去年より良く撮れたかな。
適当に撮っただけですが、動画も少しだけ
3629D 根室行ノサップ (釧路~東釧路)
これを撮ってから歩いて釧路駅に戻ります。
去年も釧路駅まで歩きましたが、心なしか足取りが去年より重くなっている感じがしました。運動不足と筋力低下かな。
途中、カレーショップインデアン釧路あさひ町店に寄り、カツカレーの辛口大盛を食べてから釧路駅へ。網走からの車内が混んでいたので朝食を食べ損ねておなかも空いていたのでとても美味しく頂きました。
釧路駅に戻り、13:49発の特急おおぞら8号か16:13発の特急おおぞら10号で札幌に戻ろうかと思っていましたが、指定席の空席が通路側しか空いておらず、窓側が空いているのは19:00発の特急おおぞら12号しかなかったので、予定を変更して釧路13:25発の花咲線根室行きに乗り、折り返し根室16:08発の釧路行に乗り、釧路18:50着、19:00発の特急おおぞら12号に乗って帰ることにしました。
5631D 根室行 (釧路駅)
列車は釧路駅を定時に発車しましたが、次の東釧路駅で、接続する釧網線の列車が10分ほど遅れているとのことで、釧網線の列車を待ってからの発車となりました。
車窓からは厚岸湾や別寒辺牛湿原の美しい風景、時折現れるエゾシカやオオワシ、ハクチョウなどの野生動物等の姿も見ることができました。
列車は根室市内に入り、今年3月のダイヤ改正で廃止される日本最東端駅、東根室駅で下車しました。東根室駅に降りたのはこれで2回目かな。
東根室を出発し、終着の根室に向かう5631D
ここでは自分の他に5~6名が下車されました。
乗って来た列車が10分ほど遅れていたので、折り返しの列車が来るまで十数分程度の滞在でした。
5632D 釧路行 (東根室駅)
帰りの列車は車内は混雑していましたが、何とか座ることができました。
落石付近での夕日
帰りも時折エゾシカの出没等で急停車したり、警笛を鳴らし徐行することはありましたが、接触等はなく、遅れなく定刻の18:50に釧路に到着し、釧路から19:00発の特急おおぞら12号に乗り換え、札幌に戻りました。途中対向列車の遅れがあったので、札幌到着は22:59の予定でしたが、23:00過ぎの到着となりました。
ということで、2025年冬のプチ旅の記録でした。釧網線は例年外国人観光客が増加してきているし、H100形は長距離の移動には不向きな車両だと思うので、あまりゆったり落ち着いて旅ができなくなってきた気がします。花咲線もキハ54の運用もいつまで続くかわからないですし。でも沿線の景色等は素晴らしいので、何度も行きたくなるんですよね。