今回は八高線で活躍していた205系3000番台です。
パッケージ
205系先頭化改造車シリーズで鉄コレでも3000番台が登場。
ハエ83編成がモデルとなっています。
商品情報
・2018年5月発売
・1箱6600円
・クハ205-3003-モハ205-3003-モハ204-3003-クハ204-3003の4両セット
・アンテナ、ステッカー、動力化用台車枠が付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-14 20m級動力ユニットA2※スペーサーSを使用
・走行パーツ TT-03R
・パンタグラフ TOMIX 0255 PS33D
実車情報
2005年より登場した4両編成の電車で、八高線電化開業時より使用していた103系を置き換えました。
山手線E231系500番台の投入による205系の広域転配によって改造された車両で、全車中間車からの改造となり、運転台は1000番台などと同様の非貫通型の大型1枚窓を採用した車両で、運転台はE231系シリーズに準じたものが取り付けられています。
2017・2018年より投入された209系3500番台(500番台より改造)やE231系3000番台(0番台より改造)により置き換えられ2018年に引退。一部編成は改造され富士急行に譲渡されました。
レビュー
〇川越寄り先頭車 クハ205-3003
クハ205-3003
クハ205-3003です。
サハ205-17からの改造車で1000番台同様の運転台の新設が行われました。
4両編成の改造車であるため、仙石線の3100番台に近い設計ですがこちらはトイレなし、オールロングシートの車両です。
半自動ドアSWやドアチャイムが設置されました。
正面
行先表示(川越)、編成番号(83)、運行番号(61)、JRロゴが印刷済み。
ヘッドライト、テールライトは着色済み。運転台部分は運転台キセが成型され、客室との仕切りパーツも取り付けられているため見た目はGOODです。
205系先頭化改造車はこのスタイルの顔つきとなり、FRP枠で正面窓下に路線カラーの帯を纏います。
側面
車番、行先方向幕、車いす表記、車端表記類、半自動ドアSWが印刷済み。
ドアは全車小窓。増設運転台上部にある側面方向幕はステンレス板でふさがれ、黄緑の帯が入ります。
表記類
半自動ドアSWの色が濃い目なのでよく目立っています。SW周りの黄色い○枠もよく確認できます。
妻面
妻面は手すり、銘版がモールドで表現されています。
屋根
クーラーは別パーツとなります。アンテナ信号炎管はユーザー取り付けパーツとなります。
〇中間車 モハ205-3003
モハ205-3003
モハ204-3003とユニットを組むパンタ付きの電動車です。
モハ205-25より改造されました。
妻面(川越寄り)
川越寄り妻面は手すり、銘版類はなし。
側面
表記類は車いすスペース以外はクハ205と同じ。パンタグラフは登場時はひし形でしたが、後にシングルアーム化されました。
床下は主制御器や断流器などの主回路装置が取り付けられています。
妻面(八王子寄り)
八王子寄りはパンタ配管、銘版、手すりがモールド表現されています。
屋根
クーラー、パンタは別パーツになります。
〇中間車 モハ204-3003
モハ204-3003
モハ205とユニットを組む中間電動車です。モハ204-25より改造されました。
妻面(川越寄り)
川越寄り妻面は手すりありとなります。
側面
表記類はモハ205と同じ。
床下機器はCPやMGなどの補助機器類が取り付けられています。
妻面(八王子寄り)
八王子寄りは銘版が向かって右側にモールド表現されています。
屋根
クーラーは別パーツになります。
〇八王子寄り先頭車 クハ204-3003
クハ204-3003
八王子寄りの先頭車クハ204-3003です。サハ205-18より改造された制御車になります。
正面
大体の仕様はクハ305-3003と同じ。
スカートパーツのジャンパ栓の数、位置が異なっています。
側面
表記類はクハ205-3003と同じ。車いすスペースも設置されているため車いすスペースステッカーも印刷済みです。
妻面
妻面は手すり、銘版ありです。
屋根
クーラーは別パーツでアンテナ、信号炎管はユーザー取り付け品となります。
ベンチレーターは運転台増設に伴い1か所撤去され、蓋がされているところも再現されています。
1編成導入
205系先頭車化改造車シリーズの一つで購入しました。
仙石線、鶴見線、南武支線、南武線、八高線にこのタイプの改造車が導入され、仙石線と南武支線を除いて廃車や譲渡が行われました。
南武支線、仙石線で活躍する車両も置き換えが近づいているので、見られるうち、乗れるうちに乗っておきたいですね。