鶴見線 E131系電車
横浜市の末端部、鶴見から京浜工業地帯を結ぶローカル線である鶴見線。
2023年に新型車両のE131系がデビューしました。
E131系は房総半島の末端線や相模線などの路線でワンマン運転に対応した車両で、鶴見線用のE131系は路線の事情からJRの主流であった拡幅車体から、ストレートな極小車体に変更されています。
このE131系は液晶ディスプレイを装備しており、かつて鶴見線の主力であった205系電車より快適になっています。
鶴見線の路線的性格から、205系と呼ばれる元山手線の車両などが活躍していましたが、老朽化の影響などもあり新型車への置き換えが進み、その後E131系によるワンマン運転が実施されました。
鶴見小野駅に入線するE131系、ホームには沿線に住むブラジル系の住民の方などが多く待っていました。
余談ですが鶴見線はブラジル・沖縄・韓国などの移住民が多く住んでおり、国際色が豊かな路線となっています。
沿線にはブラジル・ペルー料理屋や沖縄料理屋、焼肉屋などがあり、京浜工業地帯を影で支えた小さな飲食店があります。
弁天橋駅に入線するE131系です。
弁天橋の車両基地には南武支線用のE127系も停泊していました。
かつての鶴見線は旧国鉄の電車が多く集まっていた路線でした。
そのため1990年代から2000年代当時、国鉄系の1ランク、2ランク下の電車は鶴見線などの支線に集められ、カナリアイエロー1色の電車が主力でした。
そして令和、鶴見線では数十年ぶりの最新型電車と新潟から移籍した電車が京浜工業地帯の鉄道を支えています。