今日は湿原号の運転がない。オホーツクや北見地方の降雪もおさまったようなので、そっち方面に行くことにした。昨年端野の常呂川で見事な霧氷に巡りあったので、その再来を期待してでもある。
強風吹き荒ぶ美幌峠を越えて緋牛内に6時前に到着。特急オホーツクの通過シーンを撮り終わると、駅を見下ろす丘の上から撮ろうとカンジキを履いて登るも撮影ポイントに辿り着けずに断念。先人の足跡もあったのだが、その先人も断念した模様であった。そんなわけで丘から下りて、デクモどおしの交換シーンを狙った。排気を期待したのだが、デクモはエンジンでなくモーターで走る電車であることを失念していた。骨折り損のくたびれ儲けとなった緋牛内であった。
↑↓夜明け前の緋牛内構内で除雪する作業員が特急の通過を見守る。(以下は全て2025.2.10撮影)
そして、常呂川に向かった。気温マイナス10度とちょっと寒さが足りないが、果たして………霧氷のムの字もなかった。気温と湿度がうまくなかったのだろう。そうそう霧氷が見られるわけでもないと諦めるしかない。仕方ないので近くの踏切に行き、ダイヤ改正で特別快速に格下げとなるキハ283系の大雪をLEDのヘッドサインが途切れないように撮影した。
↓ LEDが潰れないギリギリが1/500。動体ブレを心配したが、なんとか止まってくれたようだ。(石北本線緋牛内〜端野)
次は来る途中に見かけた緋牛内の丘に陣取った。駅から向かう道は除雪されていないが、道道に繋がる縦の道は除雪されているようだ。そこでデクモ2本、キハ283系1本を撮って、オホーツクに転線した。流氷がないのはわかっているが、キハ40の流氷物語号を撮っておこうという算段である。
↓現着時点では薄日も出ていたが、時間が経つにつれて暗くなってきた。冬は撮れないと思っていたので、ここを見つけたときは嬉しかった。(石北本線端野〜緋牛内)
北浜の展望デッキに上がってみると、もの凄い強風で、手はかじかみ、身体の芯まで冷え切ってしまった。流氷物語号は北浜で小休止するので、乗客が続々と下りてくる。その大半はCの連中で、駅はカオスの様相を呈している。さきおととい標茶で見た湿原号も同じ状況で、なんだかなぁ〜って感じがする。
この強風で戦意を完全に喪失した僕は、止別の丘に誰もいないと一瞥しつつ素通りし、止別駅近くの道路から防風林をバックに走るヨンマルを撮影して上がることにした。撮影後は止別駅そばのニハチ食品に立ち寄り、トバを大人買いした。
↓北浜に進入する流氷物語号。2月も中旬になるのに、いまだ流氷接岸せず。吹く風は耳が引きちぎられるほどの辛さであった。(釧網本線北浜)
↓夏は線路脇のブッシュで車両の下部が隠れてしまうが、冬ならご覧のとおり。(釧網本線知床斜里〜止別)
↑良い店はオープンにすると客が押し寄せ、自分が入れなくなるからと控える向きが多いが、わざわざ弟子屈までそれ目的に行く人もいないだろう。『でんでん』の料理の数々。左上から順に、ビールとお通し、刺身3点盛り(ニシン、サケ、マグロ)、厚岸産の牡蠣酢、ホッケの炙り、鹿肉のソーセージ、だし巻き玉子。かつての部下そっくりの風貌の大将が作る料理はどれも美味い。お勘定が跳ね上がったのは肴ではなく酒のせいである。
ホテルに早く帰ってきたので今日も外食にしようと思い、予約した店が大当たりだった。酒も大いに進み、いつにない高勘定にビックリ。大将に来年の再訪を約して店を辞した。
(明日に続く)