今回の『駅【簡易版】』シリーズは、
神奈川県南西部、一大観光地である箱根山を登るケーブルカー路線、箱根登山ケーブルカーに設置されている4つの中間駅の中で上から2番目に位置しており、駅付近には旅館やホテル、保養所等が多数建ち並ぶ(Wikipediaの本文を引用)、
中強羅駅 (なかごうらえき。Naka-Gora Station) です。
標高654mです。
尚、写真は2015年撮影で、古いです。この記事では当時の状況をリポートいたします。ご了承下さい。
駅名
中強羅駅 (OH 60)
所在地
神奈川県足柄下郡箱根町
乗車可能路線
小田急箱根:鋼索線 【通称:箱根登山ケーブルカー】
隣の駅
山麓方(強羅方)………公園上駅
山上方(早雲山方)……上強羅駅
訪問・撮影時
2015年12月
中強羅駅は無人駅で駅舎がなく、線路の両側(南北)にそれぞれ設置されているホームに直接出入りする形です。
ホームは行先ごとではなく、停車電車は両側の扉を開けるのでどちらのホームから乗っても構いません。但し上り下りとも同じホームに発着するため、乗り間違えないよう注意が必要ですが。
南北ともホーム出入口に階段のほかスロープが設置されていて、バリアフリー対応です。
点字ブロックはホームのみに設置されています。
駅前広場はありません。
尚、中強羅駅付近においてケーブルカーの線路を越える南北間の移動はできませんのでご注意下さい。ただし、駅に停車したケーブルカーの車両を通り抜ける形で南北間の移動が可能です。
自動券売機や自動改札機は未設置で、各ホームに乗車駅証明書発行機と集札箱が設置されています。
乗車前には必ず乗車駅証明書を受け取って下さい。乗車後に車掌に提示の上で精算して下さい。
尚、箱根登山ケーブルカーでは『PASMO』『Suica』などの交通系ICカードは使えません。ご注意下さい。
南口駅前です。南を望む。
駅周辺は南北とも森に囲まれた別荘地・保養地で、ホテルや旅館も多いです。
南口の約200m東には箱根美術館がありますが、中強羅駅ではなく公園上駅からの方が近いです。
南側ホームの駅名標です。登山電車と同サイズの立派な駅名標です。
箱根登山鉄道の標準デザインです。標高654mです。
待合室の扉に駅ナンバリング「OH 60」を記した貼り紙が追加されています。
中強羅駅は相対式ホーム2面1線で、単線の線路の両側にホームがあります。
下車の際は目的地により降りるホームを選択可能です。南北行きたい方のホームに降りて下さい。
しかし、降りるホームを間違えると、近くに迂回路がないので要注意です。
ホームは階段状ではなくスロープ状になっています。
各ホームには待合室(空調なし)、集札箱、乗車駅証明書発行機があります。
2枚とも強羅方(山麓方)を望む。
強羅方(山麓方)を望む。
この先、山麓の風景を見下ろしながらゆっくり下って、中間点の先にある公園上駅へと至ります。
一方、早雲山方(山上方)は緑に囲まれた中を登り、上強羅駅へと至ります。
あとがき
下車(乗車)時・・・ありません。全て車内からの撮影です。
鉄路のみで
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・なし
飲食チェーン店・・・なし
特に大阪からの到達難易度が高いですが、箱根登山ケーブルカーを乗り鉄の際は、ぜひ一度は中強羅駅も観察してみて下さい!
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)
テーマ:駅【簡易版】