弟子屈の夜は早寝(3/5)

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夜明け前に目覚めて大風呂の温泉に浸かった後で列車運行情報をチェックすると、釧網本線の一部列車が運休予定となっている。オホーツク側の吹雪の影響のようだ。幸いSL冬の湿原号は運転される。北は悪天候なので、今日は南下して湿原号を撮ることにする。そうなると、もっとゆっくりできそうなものだが、天候によっては釧路湿原駅まで行くかもしれず、7時半前にホテルを出た。磯分内あたりまでは吹雪いていたが、更に進んでいくと雪はなくなり、薄陽さえさすようになった。塘路で罐替えをすませ、車内でマッタリしていると天気は更に良くなってきた。そこで、前回今ひとつの出来栄えだったコッタロ湿原展望台に行ってみることにした。多くのギャラリーが取っ替え引っ替え登ってきたのは意外だった。しかし、湿原号を撮ろうという人はなく、結局撮影者は3人だった。しかも、僕以外は動物写真がメインの人。湿原を飛ぶ大鷲を見つけてはシャッターを切っていた。それにしてもこの展望台の登り下りには難儀する。ここに来るのが嫌になったときが鉄チャンの辞めどきかなとも思う。

↓コッタロ湿原展望台中段からの眺め。列車を撮るには上段より中段の方が良いと思う。(写真は全て2025.2.9撮影)

↓定刻になっても列車が現れず、ヤキモキしていたところに音もなく現れて大いに慌てた。煙の形が今ひとつ以下なので、再チャレンジが必要かもしれない。(釧網本線塘路〜茅沼)

さて、返しをどこで撮るかは悩ましいところ。釧路まで追いかけるつもりはさらさらない。なるべく標茶に近いところで撮って、早目にホテルに戻りたい。選んだのは標茶市街の跨線橋。風が猛烈に吹いていて煙の流れが読めないが、仕方がない。跨線橋には7〜8人が集まった。案の定煙は変な方向に流れたが、この風ではまぁ仕方ないでしょう。

↑↓標茶市街の跨線橋で捉えた湿原号。やはり煙が…(釧網本線標茶〜茅沼)

これにて本日は上がり。弟子屈の道の駅で地元産物を大人買いしてホテルに戻った。そして、今夜は今回初の外食。日曜日なのであまり選択肢はないが、ハズレではなくて良かった。狭い店内に日本人は僕ひとり、あとの人はみなインバウンドであった。おひとり様はカウンター席にしか入れないようで、後から来た人は断られていた。予約して良かった。結構な呑み喰いをしたが19時前に店を辞し、明日に備えることにした。

客観的に見れば撮れ高の少ない日だったが、安息日のような日と、大目に見ていただければ幸いである。

(明日に続く)

↓ホテル近くの居酒屋にて夕食。店の外観とは裏腹に、洋風の料理も充実している。