大網駅からは8時58分発の外房線普通列車に乗り、終点上総一ノ宮駅到着は9時23分。そして間髪入れず接続する安房鴨川行きに乗り換えます。乗り換え時間は3分。先ほどの成東駅同様接続がいいのは素晴らしいことですが、これまでの8両から2両へと大幅に編成が短くなることもあり、座席の確保を最優先する形で、駅名標などの撮影は一切できず・・・

 

首都圏の一角たる千葉県も、さすがにこのあたりまで来ると車窓風景は田舎そのものといった感じがあり、のどかな雰囲気が伝わってきます。

 

海も見えてきましたね。

 

 

そして関東屈指の秘境駅として名高い行川アイランド駅には10時10分の到着。

 

 

駅名の由来となった行川アイランドWikipediaによると、『南国系の動物・鳥類や熱帯植物・プール・ホテル・野外ステージが整備された一大リゾート地として開発・運営されていたレジャー施設』とのことですが、残念ながら2001年(平成13年)に閉園してしまったようです。ただ駅自体はその後も残され、現在も現役の駅として機能しています。・・・って1日の利用者19人じゃ、あまり機能はしてないかなw

 

案内板もこんな感じで、完全に色褪せてしまっています。

 

 

『おせんころがし』が気になったので調べてみると、勝浦市から鴨川市に至る4㎞に及ぶ断崖の通称で、景勝地になっているとのこと。静岡でいうところの大崩海岸みたいな感じでしょうか。

 

今日はこのままスルーしますが、また来訪候補の駅ができました。いつになるかはわからないですけどねw 来てみたいとは思っていますよ、はい。

 

そして列車は終点安房鴨川駅には10時25分の到着。

 

 

 

ここから乗り継ぐ予定の内房線木更津行きは10時59分発ということで、この時間を利用し、西口を出てすぐのところにあるイオンまで行ってみることにしました。

 

そして簡単な買い物を済ませ駅へ戻ってくると、なにやら心穏やかでないアナウンスが。どうやら内房線内は強風の影響で、運行こそしてはいるものの大幅な遅れが起きているようです。駅員さんに聞いてみても、折り返し木更津行きとなる列車の到着はいつになるかわからないとの返答。う~ん困った、どうしよう・・・

 

今日はこの後内房線の駅から徒歩圏内にある道の駅2つに立ち寄りつつ、房総半島を走破し一周するつもりでしたが、予定が立たないことにはどうしようもありません。明日は仕事もあることだし、こんなところで足止めになるわけにもいきません。さんざん悩んで出した結論は、外房線で来たルートを引き返すということ。幸い外房線は定時運行がされており、行動に大きな支障はなさそうです。房総を一周しつつ道の駅にも寄るという、私としては出色の出来栄えのスケジュールでしたが、自然の力には敵うはずもなく、泣く泣く退散することにします。

 

ということでイオンに戻り軽く食事を済ませ、11時20分発の上総一ノ宮行きに乗り、まずは勝浦駅を目指します。