キユニの製作(4) | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。

テーマ:

水郡線のキハ45

 

こんにちは。
そろそろ終わりが見えてきましたが…
今日は まず失敗談から。

 


《前面窓のピラー》


前面カドのガラス押さえですが、
少々凝ってみようかと思ったのですが…

 

断面が三角形の素材を作る
加工しやすいように端材に1.2mm角を仮止め
(半田付け)し、三角形にヤスる。

 

断面

 

取付部を薄く加工
この後、端材から半田をはずし分割する。

 

 

窓にはめてみた
セロテープで貼って確認してみると…
前から見た感じはなかなか良き。
ところが横から見ると・・・
な・なんと板ではないか!!
これでは窓ガラスがツラいちでなく
引っ込んでいることを強調しています。
大失敗、考えすぎでした。

 

 

 

非常発炎筒と列車無線アンテナ
がっかりの気分転換に頭上の工作を。
発炎筒は買い置きの金属パーツ。
無線アンテナはプラ製車両の余りもの。
アンテナは塗装後の接着になります。

 

 

 

ピラー(0.7mm真鍮線)
ここは気を取り直して0.7mm真鍮線で
作り直しました。
窓の幅にぴったりはまるように、
少しずつヤスりながら長さを合せますが…
ちょっと油断すると削りすぎてスポスポに
なってしまいます。
2本用意するのに5、6本無駄にしました。
真鍮線のイモ付け(半田付け!)ですが
力のかかる所ではないのでまあよいかな。

 


《給油口を作る》


客車→気動車 改造のポイントがもう一つ。
(小さいので自己満足的ではありますが)
給油口を開けてみました。

 

 

 

プレスパーツを作る
へこんでいる底です。
写真を見れば一目瞭然ですが…
焼きなました薄板(0.1mm燐青銅板)を
雌型(建築金物のネジ穴を利用)に重ねて
鋼のシャフトを金槌でたたいてプレスする。
(雌型は3mm強、シャフトは2mm強の径)
シャフトを少し斜めにするのがコツで、
パーツのへりが深い方となだらかな方に
差が出るように加減します。
多めに作って良さそうなのを選べばOK。

 

 

 

車体の穴あけ
2.5mmで穴を開けてから 針ヤスリで半月型
になるように広げます。
上下寸法は2.5mmのまま 左右は3mmが目安。

 

 

プレスパーツを半田付け
出来の良さそうなパーツを切り分け、
裏から半田付けします。

 

 

 

キャップ
給油口に1mmの穴をあけ、裏から1mm真鍮線
を差し込んで半田付けします。
真鍮線は長いままで、反対側のボディに
セロテープで貼り(位置決め)半田付け後に
ニッパーで切断すればうまくいきます。

 


《荷物ドア~床板とめ》

 

扉の位置決め
クリップで固定してから
動かさないように注意してひっくり返し、
半田付けします。

 

 

 

ドア4ヶ所
荷物扉が付いたら、
連結面の妻板も半田付けしてしまいます。
車体が箱になると一気に進んだ感じがする。
ゴールは近いゾー!
続いて床板とめアングルをつけます。

 

 

アングル、床板、床下機器
アングルはキットのものを使います。
(荷物扉を避ける切込みが入っているので)
動力台車と給油口を避ける切り込みも車体に
付ける前に切っておいたほうが簡単です。
床板はモハ72の動力をMPギア化したときに
発生した余剰品のリサイクルです。
床下機器はエンドウのキハ65用を仮に。
とりあえず感じを見るために…

 

 

アングル取付用治具セット
エコーモデル製品ですが長年使っています。
今回使うのは右側のネジやガイド板だけ。

 

アングルを枠状に組む
高さは車体裾から荷物扉の底の裏に合せて
2.5mmとしました。

 

車体に組み込む
車体とアングルを密着させるようクリップ
で挟んで半田を流します。

 


《仮組みしてみる》


床板とめが付いたので仮組みして全体の
バランスを確かめておきましょうか。

 

車体と足回り
台車はキハ58のMP化で余ったものです。
スカートはキハ47キットのを借用。
あくまでもバランスを見るためなので…

 

ベンチレータを交換
オユ10のオリジナルはガーランド型ですが
箱型のほうが気動車っぽいので交換します。
車体の取付穴とは形が異なるので、
足か穴かどちらかを削らないと。
半分ガーランドはそのまま使います。

 

 

 

こんな感じです
うん 悪くないな。

 

 

上から見ると
気動車の新標準サイズより1.3m短い。
これではキユニ45は名乗りにくいです。
1.3m短いのでキユニ43.7ということで。
あ、形式名も決まっちゃった。

 

 

 

サイドビュー

 

 

 

 

カッコいい
まぁカッコよくできたかな。
頭の中で想像していた姿が具現化するのは
なかなか良いものです。
サイドビューに客車のイメージが残って
いますが、塗装で印象は変わるし…
今の状態でも気動車にしか見えません。
(ですよね?)


さて、この後は雨樋をつけて
足回りをちゃんと作り直して、、、
あとは塗装を残すのみ。
ということで今日はここまで…

 


本日もご乗車ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンと給油口
とっても気動車らしいでしょ?

 

 

屋根上の観察
無線アンテナにゲタをはかせなければ。

 

半分ガーランドベンチレータの使用例。