大阪駅から路線バスを乗り継ぎ、2012年7月に熊取駅(大阪府泉南郡熊取町)に達しました。
今回はその続き。熊取駅から尾崎駅(大阪府阪南市)までのバス乗継旅、第三話です。
・大阪駅をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(ワシントンホテル⇒イオンモールりんくう泉南)はこちら ⇒ [リンク]
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イオンモールりんくう泉南(大阪府泉南市)に着きました。バスはイオンモールの敷地内に乗り入れます。
ここは泉州で最大のショッピングモール。特にフードコートや本屋さんがとても広いんです。
このあたりは地元(私は泉南市出身)なので知っている人に会うんじゃないかと思いましたが、それはなかったです(笑)。
そのフードコートのテラス席から関西空港や淡路島などを眺めました。天気がいいので大阪湾全体がよく見えます。泉南に来られたらぜひ寄ってみてください。夕陽がきれいな時間帯がおススメです。
では、次のバスに乗りましょう。
これから乗るのは泉南市のコミュニティバス。イオンモールと尾崎駅を結ぶバス路線がありますが、土休日のみの運行なので、今日は走っていません。「尾崎駅まで3.5キロ歩いてもいいかな」と考えたものの、暑くて歩く気がしなくなり、泉南市のコミュニティバスに乗ることにしました。
2024年9月17日(火)
イオンモールりんくう泉南 12:50
↓ 泉南市さわやかバス
バスは定刻に発車。乗客は3人です。
イオンモールから上がり(泉州では山の方向へ行くことを「上がる」といいます)、中小路南で右折。旧26号線を和歌山方面へ進みます。樽井北で右折して南海樽井駅へ。
ここまでの途中のバス停で1人、それに樽井駅前で6人の乗車があり、空席は1つだけに。泉南市のコミュニティバスは昼間の利用者が最近増えたなと感じます。実家に帰るときに砂川回りによく乗るのですが、そのときも席がほぼ埋まっています。その利用者の多くは買物の行き帰りと思しきご年配の方々です。
樽井駅前から砂川駅前までは泉南市内中心部をまっすぐ上がっていきます。この区間にはコミュニティバスのほか、南海ウイングバスの砂川駅前行(土休日のみの運行)、和歌山バス那賀の岩出樽井線が走っています。岩出樽井線は県境を越えるバスとして、バス乗り継ぎ旅では貴重な存在といえます。
樽井駅前と砂川駅前のちょうど中間に泉南市役所があります(上の写真はGoogleストリートビューより)。
「実現しよう!関西国際空港南ルート」という垂れ幕が見えますね。関西国際空港南ルートというのは、関空島の南西端と泉南市とを結ぶ海底トンネルのことで、関空の建設計画の当初イメージには描かれていたもの(ちなみにそのイメージには3本目の横風滑走路も描かれています)。連絡橋1本で開業したあとも「橋1本では冗長性が無い」ということを地元では早期実現を訴えてきました。
世の中の多くの人がこのルートをほぼ忘れてしまった2018年、台風21号の襲来で連絡橋が損傷し、橋1本でいいのかという話が説得力を持ってしまいました。遠い将来に何かしらのものができるのではないかと私は予想しています。
バスは男里川に沿って走り、河口の清掃工場へ。ここで下車します。この清掃工場は泉南市と阪南市の共同の施設。下車バス停の名称は温水プールですが、プールは2024年5月に閉業しました。
泉南市と阪南市双方のコミュニティバスが停まるバス停ということでここで降りましたけど、プール閉業後のダイヤ改正でこのバス停はなくなるかもしれませんね。
(訪問日2024/9/17)