福岡~別府・大分線「とよのくに号」と言いますと、これまでも当ブログでもご紹介しておりますように、現在西鉄バスをはじめ、大分交通(画像3、大分200か・878、三菱2TG-MS06GP)・大分バス(画像1・2)・亀の井バス(画像4・大分200か10-20、三菱2TG-MS06GP)の4社で運行されておりまして、大分系統がスーパーノンストップ便、別府系統がノンストップ便で運行されている事はご覧の皆様もご存知の事と思います(カラーは幕式時代のカラーから出しております)。
これら事業者は、いずれも各事業者の塗装で運行されておりまして、特に大分バスに関しましては昨年導入されました車では画像1(12949・日野2PG-RU1ASDA)のように新たな塗装車が導入されておりますし、その前に導入された画像2の車(42185・三菱2TG-MS06GP)では、これまでのカラーで導入されたものの、それまで近年の導入車、さらに既存の車両の更新車では白一色と言った流れにもなっておりまして、それぞれ変わった所が見られております。
しかし、かつては各社統一されました塗装となっておりまして、それが「とよのくに塗装」と呼ばれます塗装となっておりまして、先述の4社、そして各停便を運行されておりました日田バスで見られておりましたし、さらには福岡~湯布院(~牧ノ戸方面)へ運行されております(した)「ゆふいん号」などでも亀の井バスとともに見る事ができておりました。
けれども、その後は各社のオリジナル塗装に変化しまして、平成24年に「とよのくに塗装」は姿を消してしまいました。しかし、以下画像にありますように、令和元年に「とよのくに塗装」が亀の井バスの三菱エアロエース(大分200か・726、LKG-MS96VP)におきまして復活しておりまして、「とよのくに号」を中心に運行されております。私自身も、復活の報を聞いた際は正直嬉しかっただけに、よくぞ復活してくれたと思ってならない所ではありましたでしょうか。
さて、実は一度最後までこの「とよのくに塗装」の姿が見られておりましたのが日田バスでありましたが、今回ここからご紹介しますのは、平成22年に廃車されるまで、最後まで「大分22ナンバー」で残っておりました「とよのくに塗装」でありました、451号(三菱U-MS726S)を中心に皆様にご紹介してまいります。
この車は、平成5年に九州急行バスに新製導入されておりまして、福岡~長崎線「九州号」として使用されておりました。
九州急行バスの当時の3列シート車の特徴と言いますと、偏心3列シート・中央階下トイレ・テレビ・ビデオ・マルチステレオ付きとなっておりましたが、マルチステレオに関しましては補助席にもイヤホンジャックや操作盤も設けられておりましたし、ドリンクホルダーも補助席分も設けておりましたので、まさに全席で使用できるのが大きな特徴でありました。
しかし、九州急行バスとしての期間はそんなに長くはなく、他の2台(448・450号)とともにわずか4年で九州急行バスを離れまして日田バスに移籍する事になりました。
日田バスに移籍しました際には、画像のように「とよのくに塗装」に変更されまして、そして大分ナンバーに改番される事になりますが、平成9年の移籍当時は登録ナンバーも現在のように3桁ではなく2桁でしたので、まだ「大分22ナンバー」でもありましたので、この車も「大分22か21-05」として登録されておりました。
以来、日田バスの高速車運行路線であります福岡~別府・大分線「とよのくに号(各停便)」、福岡~湯布院・牧の戸(当時)線「ゆふいん号」、大分・別府~長崎線「サンライト号」などで他の車とともに使用されておりまして、連日様々な系統で他の車とともにこの車も運行されておりました。それにしても、現在の運用よりも運行距離が長かった訳でもありましたでしょうから、その分大変さも伺わせる所ではなかったかと思います。
しかし、この車も平成22年に新たな移籍車の導入によりまして、廃車になってしまいました。画像はその時日田バス本社車庫にて撮影していたものですが、画像からもわかりますようにナンバーも取られておりまして、廃車となった事が伺えておりました。また、前年になります平成21年までに他の「大分22」ナンバーも廃車となっておりましたので、まさに最後まで残った「とよのくに塗装」の「大分22ナンバー」でもありました。
尚、「とよのくに塗装」に関しましては、2年後の平成24年に同じく日田バスに残っておりました元九州急行バスからの移籍車で、西工C-I架装車でもありました469号(三菱U-MS826P)が最後の1台でありましたが、新たな移籍車導入に伴いまして廃車、それから冒頭ご紹介しました令和元年の亀の井バスの三菱エアロエースで復活するまでの7年間この塗装は見る事はできませんでした。
今回は「とよのくに塗装」で最後の「大分22ナンバー」でありました日田バスの451号を中心にご紹介しましたが、このタイプは上部に行先・下部に行灯と、当時の九州急行バスからの移籍車の特徴が見られていたのが懐かしい所です。やはり、九州急行バスでは平成19年頃までにはこのタイプは全廃になりましたし、同じく移籍されておりました西肥自動車(西肥バス)も平成26年に全廃されておりますので、今はこのタイプ自体見られないのがわかります。それでも、現在も「とよのくに塗装」は見る事ができておりますので、かつてこの塗装にはこう言った車も存在していた事を存じていただければと思います。