KATOのHB-E300系 「ひなび(陽旅)」が入線しました。

発売直後早々の先週初めには入線していたのですが、仕事と大雪の除雪に追われてやっと週末に試運転が出来ました。

 

この「ひなび」の元は「リゾートあすなろ」として北東北を中心に運転されていたHB-E300系を改造してグリーン車と普通車に仕立てた列車です。

また元々2編成あった「リゾートあすなろ」ですが、もう1編成は南東北用として「SATONO」へ改造され転属しております。

 

実車には「リゾートあすなろ」時代に盛岡ー釜石間を往復乗車した事があります。

初めてのハイブリッド気動車の体験でしたが、乗車位置によって気動車独特のエンジン音と電車特有のVVVFインバータの軽快な音を楽しめ、音でもハイブリッドな不思議な感覚を楽しめる列車と感じました、特に運転台後部の展望席はエンジン音がほとんど聞こえず電車そのもの、非電化の釜石線で電車感覚を楽しめました。

 

一方、外観のカラーリングですが、「リゾートあすなろ」はハイブリッド車らしく、「RESORT HYBRID」の大きな文字とカラフルなデザインが印象的でしたが、「ひなび」は旧盛岡色が基調の白地に赤を配して自然を表現したものに変わり、少し懐かしさを感じるデザインに変わりました。

「ひなび」についてはまだ乗車はありませんが、時間があれば是非乗ってみたいと思います。

 

一方模型の方ですが、仕上がりは流石にKATOという感じで納得の出来だと思います。

一応車内表現も「リゾートあすなろ」とは違い、ボックス席の仕切りなど号車による違いも表現されている様です。

ただ一番厄介と感じるのは、動力車が常点灯対応では無い点、スロットレスモーターの起動電圧が照明用LEDより低いためかヘッドライトが点灯する前に走り出してしまう始末。

KATO製のPWM制御パワーパックですらこの現象が出てしまうのはどうも納得の行かない点でもあります。

ただその分、走りは低速からゆっくりスムーズに走り始めてくれるので、リアリティーな走りを楽しむことが出来ます。

特に後付パーツなども無く、屋根上アンテナ類も取り付け済や表記類も印刷済はありがたいですね。

唯一、室内灯ぐらいは取り付けたいところでしょうか。

 

KATOからは夏頃に青い森鉄道701系や701系盛岡車がリリース予定です、前回発売時に青い森鉄道を入線させてませんでしたから、とりあえず青い森の方を予約入れており地元車が更に充実予定、盛岡車も更に追加するか悩みどころです。