
↑京都所 A4改編成として金沢からクハ489-501を迎え、絵入り雷鳥マークが復活した。2006年10月。
湖西線の優等列車といえば、特急雷鳥の活躍が長い。
長いといろいろあって、車両が不調になることもある。そうなれば修理が必要で代車が用意される。
2006年秋にはA4編成の金沢寄り先頭車クハ481-300番台がその不調になった。秋の繁忙期であるから代車を使って運用を続けたい。僅か1両であるが、京都所には予備のクハはない。
金沢総合所の489系に白羽の矢が立った。急行能登の定期運用はあったものの4本あることから余裕はある。編成まるごと借りれば手間はかからないが、グリーン車の位置が異なる。
そこで能登編成を回送してきて、クハだけを切り離して活用された。その際に方向転換されクハ489-501を使うことに。橫軽対策で連結器がむき出しになっている。
さらに、絵入り雷鳥マークが装着された。京都所からボンネット車が引退、それ以来かと思われる、金沢の489系ボンネット車が来阪する機会はあったが、この時期は専ら臨時マークだったのである。
まずは特急雷鳥で登場。久々のボンネット雷鳥マークが大いに注目された。
特急雷鳥運用の中日には金光臨に充当さた。この設定があったから485系編成に余裕がなかったからかもしれない。
同編成は金光から備後赤坂まで折り返し回送された。当時は国鐵廣島とよく言われていた。その広島県に足跡を印したことになる。
その1ヶ月後、再度A4改編成として登場。3日間ほど臨時雷鳥などに使用されてクハ489は大任を果たしたのである。