NO.3181 昨年12月にバスターミナルなどがリニューアル、今回訪問時の福岡空港国際線利用記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 福岡の空の玄関口といいますと、何と言いましても福岡空港ではないかと思います。

 

 そんな福岡空港は、日本でも指折りの空港としての姿も見せてもいまして、九州でも代表する一番の空港であるとも言ってもいいかとも思います。

 

 現在は、国内線は最も運航されております東京(羽田)をはじめ、東京(成田)や大阪(伊丹・関西)・名古屋(中部・小牧)・札幌(新千歳)沖縄(那覇)などの路線が運航されてもいますし、ローカル路線として九州内でしたら宮崎・鹿児島・天草、四国の高知などが運航されてもいまして、多くの利用者の姿が見られております。

 

 

 一方、国際線に関しましても、最も運航されております韓国路線(ソウル・釜山など)をはじめ、台湾や中国・東南アジア(シンガポール・タイ(バンコク))などの路線も運航されてもいまして、特に韓国の釜山でしたら鹿児島よりも近い距離で、運航時間も1時間足らずでもありますので、それだけ近い所に隣国が存在している事も伺えるのではないかとも思います。

 

 しかし、そんな航空業界も、令和2年からの「コロナ禍」によりまして、しばらくは国内線・国際線とも大きく利用者を減らしておりまして、特に国際線に関しましてはほとんどの路線が運休を生じておりまして、この福岡空港も国際線ターミナルに関しましては休館となる日もありまして、それほど低迷の時も見られておりました。

 

 (閉館中の表示)

 

 けれども、令和4年秋頃より徐々にインバウンド客が戻って来ておりまして、現在入国は「コロナ禍」前の水準以上に回復しております。それほどインバウンド客の日本国内に旅行に行かれる方が見られている事も伺える所ではないかとも思います。

 

 そういう事もありまして、現在では福岡でしたら太宰府、大分県の観光地の由布院でも国内の観光客よりもインバウンド客の方が多いと言う姿も見られておりまして、実際に出向いてみましても、日本語が聞こえない、中国語や韓国語などをしゃべる方が多いと言う流れさえも見られているのも現状でもあります。

 

 

 それだけ回復しております国際線需要でありますが、今回ご紹介しますのは、その福岡空港国際線へ足を運びました模様を、バス乗車時より皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回は、西鉄バス運行の「エアポートバス」に博多バスターミナルより乗車しまして、福岡空港国際線まで乗車した模様からご紹介してまいります。「エアポートバス」は、「コロナ禍」前は天神高速バスターミナルからも発着しておりましたが、現在は博多バスターミナルのみしか発着を行っておりません。また、現在この「エアポートバス」に関しましては「完全キャッシュレスバス」として運行されておりまして、実際にそのステッカーが車体に貼ってあります。

 

 (いずれも側面側です)

 

 また、側面の行先表示にも「CASHLESS ONLY」とも表示されておりまして、この車がキャッシュレスバスである事が伺えるのではないかとも思います。こうした形で乗車される方にキャッシュレスバスである事をお知らせしている事も伺えるのではないかと思います。

 

 

 私自身も、乗車する前にキャッシュレスと言う事で、所持しますICカードのチャージを行いまして乗車に至っておりました。画像は、前方運賃箱側でありますが、手前にICカードの読み取り機、奥にクレジットカードのタッチ決済用の読み取り機がありますが、乗車口の中ドアの所にも両方の読み取り機が存在しております。

 

 

 こうして、10数分で福岡空港国際線に到着しました。今回は、3125(三菱QKG-MP38FM)でありましたが、乗車されている方もインバウンド客を中心に40名ほどの乗車が見られてもいました。

 

 そして、下車された方がICカードやタッチ決済で払われているかどうかも拝見しておりましたが、半数近くがICカードで払われておりましたし、残りもタッチ決済で払われてもいまして、それだけキャッシュレスバスである事を伺わせる姿が見られておりました。

 

 しかし、中にはそれに関しまして存じていなかったのか、現金で払われている方もインバウンド客を中心にいらっしゃっておりまして、小銭で払う際には「1枚」・「2枚」・・・ではなく、「ワン」・「ツー」と運転士の方が述べられまして支払う方も見られておりまして、こうしたキャッシュレスバスである事がまだまだ認識がなされていない所ではないかとも思う所ではあります。

 

 

 さて、国際線ターミナルの中に入りますと、多くの方々が見られておりました。画像は保安検査場への列でありますが、この姿からも多くの方々が見られている事がお分かりいただけます。

 

 この時の出航時刻が見られますパネルであります。特に中国方面への運航便が多く見られておりましたし、それに加えまして韓国や香港など1時間以内にも多く見られている事がお分かりいただけるのではないかと思います。特に中国路線は、昨年より運航を再開した路線も見られておりまして、それだけ中国からのインバウンド客も見られている事もわかる姿でもありましょうか。

 

 また、こちらは自動チェックイン機であります。福岡空港乗り入れの各航空会社共通である事がわかりますが、各国大手・LCCなどが見られている事もお分かりいただけます。

 

 

 この後、4階に上りまして全体を望んで見ました。やはり、各地のチェックインカウンターなどでも多くの姿が見られている事がわかります。それが「コロナ禍」でありました5年前から数年間は非常にガラーンとした姿も見られていただけに、それだけ国際線の需要が回復した事もわかる姿でもあります。

 

 (南側)

 

 (西側(中央))

 

 

 福岡空港4階です。ここでも待ち合わせのため多くの方の姿が見られておりまして、また賑わいの姿が見られるようにもなっておりました。ただ、ここにある店舗はその下の画像のうどん店のみ、それ以外の店舗は「コロナ禍」時に閉店しまして以来そのままでもありますので、ほとんどの方は後述の1階の店舗で購入されたものをいただく方も見られておりました。

 

 (4階唯一営業のうどん店)

 

 

 4階から1階に降りてきました。この国際線は、3階が出発カウンターとなっておりますが、2階は到着した方が入る事になります入国検査場などもありまして、それから1階に降りてまいりまして税関・検疫を抜けまして画像の到着ロビーへ出てくるようにもなります。この時は、ちょうど到着便もありませんでしたので、ロビーに出てくる姿は見られませんでしたが、それでもロビーではすでに出てきたばかりの方や待ち合わせの方が見られておりました。

 

 (到着口)

 

 

 その向かいには、昨年12月3日に新たに完成しましたバスターミナルや、免税店・喫茶コーナーなどへの通路がありまして、さらに出口へも向かう事ができるようにもなります。特に、「Bus Shuttle Bus」と書かれている姿はバス乗場へよりアプローチしているようにも思う姿でもあります。

 

 少々進んだ所にあります喫茶コーナーです。入国された方・この後出国される方・見送り・見学に来られているそれぞれが利用できるコーナーでもありますが、ここでもいろいろな言葉が飛び交っておりまして、まさに国際空港だなと言う事を実感しておりました・・・。

 

 この反対側には、外貨両替・Wi-Fiレンタルの窓口であります。外貨両替は入国された方は日本円に、出国される方は各国のお金に両替できるようにもなっておりますし、Wi-Fiレンタルは、外国に行かれる方が特に利用されておりまして、外国でパソコンやスマートフォンを利用される方は特に必需品となっているようであります。

 

 (両替機は自動のものも存在します)

 

 

 これらカウンターの裏側には、バスチケットカウンターがあります。以下画像の部分は西鉄バスのカウンターでありまして、西鉄グループ及び共同運行の事業者が運行する高速路線バスの乗車券や、九州のバス乗り放題乗車券であります「SUNQパス」もここで発売しております。尚、福岡市内へ運行しますハーツモビリティが運行する路線に関しましてはこの奥にカウンターが設けられております。

 

 この反対側には、レンタカーの窓口もあります。最近ではインバウンド客もレンタカーを利用する方もいらっしゃるそうでありまして、そうした方々向けにこうした窓口が置かれております。とにかく、インバウンド客もレンタカーを借りられるのはいいですが、交通マナーをしっかり守っていただきたい所ではあります。

 

 

 これら場所を過ぎた所にありますのが、画像のバスターミナルであります。この室内から乗車する場合は、6~10番までバス乗場が設けられておりまして、バスが入ってまいりましたら乗務員の方がドアを開けまして、そして乗車する形となっております。

 

 (乗車シーン)~亀の井バス運行別府行き

 

 

 では、福岡空港国際線の乗場の紹介を行ってまいります。このうち室内ホームの6番ホームからあります発車標は、日本語・英語・韓国語・中国語の4か国語か見られておりまして、以下画像を見ますとわかるのではないかと思います。尚、画像にありませんが、1番~4番はタクシー乗降場でありまして、1番がタクシー降車場、2番・3番がタクシー乗場、4番がプレミアムタクシー乗場となっております。

 

 (5番ホーム、福岡空港国内線連絡バス)~外のホームです

 

 (6番・7番ホーム、「エアポートバス」博多駅方面・ららぽーと福岡方面)

 

 (8番ホーム、長崎・佐世保・ハウステンボス方面

 

 (同、韓国語版)

 

 (同、英語版)

 

 (9番ホーム、佐賀・熊本方面

 

 (同、中国語版)

 

 (10番ホーム、大分・別府・延岡方面)~中国語版

 

 (11番ホーム、(ハーツモビリティ運行)ハーツバスステーション博多・福岡市役所方面

 

 また、乗場の所にはデジタルサイネージも設けられておりまして、時刻表やお知らせも表示されておりました。この時には、西鉄バス運行の福岡空港~佐賀線の時刻改正に関しますお知らせが表示されておりましたが、ここでは吉野ヶ里・神埼経由の休止の案内が記されておりました。

 

 

 これら乗場の外側に出てまいりました。実際にこれらバス乗場から発車するようになりますが、以前のバス乗場からしますと大きく様変わりしている事が伺えるのではないでしょうか。それにしても、ちょうどこの時は寒い時ではありましたが、以前は外から乗車する形でしたので、この季節でしたらより寒さを感じるほどでしたが、現在は中から乗車する形ですので、あまり寒さを感じないのもいいのではないかと思う所ではあります。

 

 

 今回は、一部リニューアルオープンしました福岡空港国際線に足を運んだ話題を、博多バスターミナルからバスに乗車した時からご紹介しましたが、やはり「コロナ禍」からしますとインバウンド客が多く見られている事がお分かりいただけたのではないでしょうか。それにご紹介しましたように、バスターミナルを中心に様変わりしただけに、国内線よりは利用しやすくなっている事をも伺えるのではないでしょうか。ただ、インバウンド客が多くなった一方、日本人の海外旅行客はまだ「コロナ禍」以前よりは少ないそうでもありますので、今後正式なオープンであります3月末以降、更なる多くの方々を集めていただければと思う所ではあります。