大阪発7時48分発鳥取行きはまかぜ1号の送り込み回送、
島本駅ホーム大阪方先端にて、
特急はまかぜをはじめて写真に収めたのがこの時で去年の11月とつい最近、
今回はこのキハ189系、はまかぜ用の特急型気動車を紹介していきます。
同じくはまかぜ1号の送り込み回送、2回目は同駅京都方のホーム先端にて、
3回目が去年掲載済の山崎駅近くの宝寺踏切、
はまかぜ1号送り込み回送と
名神クロス、
大阪発9時38分浜坂行き冬季限定のかにカニはまかぜ送り込み回送。
下りはまかぜの終着駅は7時台の1号が鳥取、9時台のかにカニが浜坂、12時台の3号が香住、18時台の5号が豊岡と全てバラバラ。
その次は大阪駅3番線、
大阪環状線の発着する1・2番線ホームの隣、
外回り線に停車中の221系大和路快速の横に入ってきました。
香住行き、
昨年12月、年末の買い出しに梅田まで出かけた際に見かけた12時23分当駅始発のはまかぜ3号、
そして年が明けて今年1月、
次は同じホームの4番線にて、
これまで蟹が付こうが付くまいが銀地に赤ラインのウルトラマンカラー一択だった189系気動車に変化が、
焦げ茶色に金色の花の模様があしらわれた和の装い、
その名も「はなあかり」、
昨年デビューしたばかりの関西名物魔改造観光列車の新作、
キロ189-8005、キロ188-7005、キロ189-7005の3両編成で
ベースはキハ189-1005、キハ188-5、キハ189-5のH5編成。
「ハ」から「ロ」に格上げされています。
先に焦げ茶色と言いましたが阪急マルーンとはまた違う黒に近い茶色、
正確には檳榔子染(びんろうじぞめ)という奈良時代から続く高級染料の色がモチーフなのだそう。
これまでにも伝統和柄デザインは
阪急の京とれいん雅洛、近鉄のあをによしや楽などでも見てきましたが地色はいずれもツヤツヤの光沢仕様、
対してこちらの「はなあかり」はマットカラー仕上げになっていてより落ち着いた印象に。
それには気動車ゆえの重量ハンデを抑えるため塗装ではなく敢えてのフルラッピングを採用、
それでもなお全塗装並みの高級感を演出するためにプラモデルのデカールなどでおなじみのシルクスクリーン印刷を採用した結果このような艶消しになったのだそうです。
ちなみにこの「はなあかり」のデザインはあの伯備線の273系新型やくもを手掛けたことでも有名なイチバンセン・川西康之氏によるもの、
それ以外にも、
近鉄8A系の内装に、
去年訪れた近鉄橿原線の結崎駅舎+駅前広場(駅前能舞台に駅前古墳)も氏の手によるものらしく、意外なところに繫がりがあって驚きでした。
そんなはなあかりが、
9時38分定刻通り出発していきます。
後ろは通常色の189系、期間限定でのかにカニはまかぜとの連結運転です。
いつもの天王山名神クロスにて、
大阪発9時38分はなあかり連結かにカニはまかぜ送り込み回送、
前回スーパーはくとの回で言っていた本命とはこの編成のことでした。
はなあかりとはまかぜの連結部分、
ここで窓越しに駅停車中に写せなかった車内の様子を、
「はなあかり」は「地域の華を集めて地域の縁を結び灯りを点す」をコンセプトに草花(華)と灯りをテーマにデザインされています。
車両デザインだけでなくその運用方法も独特で「地域の縁を結ぶ」ということから季節毎にエリアを変えていきます、
先ず落成直後の2024年10月~12月は若狭路、敦賀-城崎温泉間を、
そして今、2025年1~3月は季節列車のかにカニはまかぜと連結し大阪-浜坂間を、
次回4~6月には山陽路、大阪-尾道間を、
7~9月は国内外の大阪・関西万博来場者の福井方面への観光誘客に大阪-敦賀間での運行が予定されています。
この色違いのキハ189系同士のカップリングが見られるのも3月までということになるのですが、この組み合わせはまたあるのでしょうか、
西日本管内をあちこち飛び回りつつも毎年1~3月には戻ってきて、カニのシーズンの風物詩という位置付けにしてもまた面白いような気もします。