最後の115系300番台となっていた下関総合車両所岡山電車支所所属のD-26編成とD-27編成が2月1日から3日にかけて下関総合車両所に廃車回送されたため、115系300番台は全車消滅する事になりました。


  ​115系300番台の概要

(115系300番台 写真はJR西日本所属車)

115系300番台は小山電車区や新前橋電車区、三鷹電車区といった首都圏に新製配置された番台・グループで、多くの車両が民営化後も中央本線や長野地区等で活躍していました。JR東日本承継車で最後まで活躍していた車両(中央本線)も2014年から2015年にかけて211系に置き換えられたため現存していません。


  ​JR西日本の115系300番台


(先日行われた廃車回送を兼ねた団体列車の様子)

国鉄分割民営化直前に一部の車両が岡山電車区や広島運転所に転属し、そのままJR西日本に承継されました。民営化後も主に岡山、広島、山口県で活躍を続けていましたが、227系0番台の投入で下関に残っていた115系300番台は2016年までに全て廃車となりました。

その後も岡山には3両編成×6本の115系300番台が残存していましたが、227系500番台の投入により昨年から置き換えが始まり、先日のD-26編成とD-27編成の廃車回送で全車が消滅する事となりました。



  ​一言


(115系300番台 2024年2月12日六甲道にて。)

特に最後まで残っていたD-26編成とD-27編成は最後まで湘南色を保っていた事、晩年はマニア向けの団体列車として起用される機会もあり、愛着がある方も多かったのではないかと思います。

JR西日本の115系は大規模な改造が行われている車両が多い中で、大きく手が加えられておらず車齢も高かったのでこのタイミングでの廃車はやむを得ないのかなと思います。製造から今年で49年目でしたので長生きした方ですね。


115系300番台が、そして西日本エリアから湘南色が消滅するのは残念ではありますが、最後まで湘南色を維持して頂けた事や115系300番台を使用したイベント列車を何度か運行して頂けた事については感謝したいですね。

一区切りついたような感じではありますが、岡山や下関にはまだまだ115系が走っていますので、何だかんだ当分は乗る機会も撮る機会もあるかなと思います。また岡山や下関には行きたいですね。


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