PIXIVで車両イラストなどを先行公開していたけどホームページは長いこと準備中としていた架空鉄道「白子鉄道」のホームページが、ようやく公開できる運びとなりました。
この架鉄は大泉学園と蕨を結び、荒川以南では名前の通り白子川にほぼ並行したルートを通ります。
昭和初期に、旅客輸送の傍ら農作物なども運ぶ軌間762mmの軽便鉄道「白子軌道」として大泉学園～三園（現・西高島平）間が開業し、後に荒川を超えて下笹目まで延伸、戦後になってから下笹目～蕨の延伸区間を軌間1067mmで開業させたのを機に、既存区間も改軌して軽便鉄道から中量輸送の都市型鉄道へと脱皮をはかりました。
なお、軽便鉄道が出自であることから沿線にところどころ急カーブが点在し、これにより1067mm改軌後も全長16m程度の車両までしか入線できないなどの制約が生じたままです。
そのため後年になって車両の更新に頭を悩ませることになりましたが、1990年代以降に営団地下鉄（現・東京メトロ）や名古屋市交通局から小型の地下鉄車両を譲り受け、架線集電方式に改造するなどした上で白子鉄道への入線を可能にし、同時に冷房化も実施したことで近代化を実現しました。
現在は1000形（元営団01系）、5000形（元名古屋市交通局5000形）の導入により、全車VVVFインバーター制御、車内案内表示器付きとなり、大手私鉄の最新車両にも劣らない技術やサービス水準となっています。
なお、現行車両と1世代前の車両が全て他社局からの譲渡車両であることから、ホームページを公開するにあたっては車両紹介のページに新旧番号対照表を掲載するなど新たな試みも行なっています。
そして、現実にはこれら中古車両の同型車に地方私鉄や海外に譲渡されたり保存された例が複数あるので、あくまで架空ではあるのだけどその辺を考慮して、白子鉄道に譲渡されたことになっているものは全て現実には解体されてしまったものばかりとして現実に譲渡されたものと被らないようにしたり、導入順序もできるだけ譲渡元で廃車された順番に合わせるなどして、変なところに拘っているようだけど、それでリアリティを持たせています。
そんな訳で、駄作かもしれないけど見ていただけたら非常に有り難いですし、今後とも宜しくお願い致します。
