阪神電気鉄道は2024年12月5日、プレスリリースにて2025年2月22日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
別府駅に直通特急停車!2025年2月22日山陽電車ダイヤ改正はこちら!
1. 平日昼間の快速急行毎時1本増発へ!
今回の2025年2月22日阪神電気鉄道ダイヤ改正では、平日昼間の快速急行を増発する。
そもそも阪神なんば線直通として運転する快速急行は2022年12月16日まで平日も昼間毎時3本だったが、2022年12月17日阪神電鉄ダイヤ改正で平日昼間毎時2本に減便している。これを今回のダイヤ改正で復活する形となった。
これは2025年4月13日~10月13日開催の関西大阪万博最寄り駅のOsaka Metro 中央線夢洲駅に向かうにあたり、兵庫県の尼崎や西宮、神戸市内からは阪神快速急行乗車の上九条のりかえ地下鉄中央線利用が一番早くて簡単だし比較的安いのである。しかもJR利用の弁天町のりかえ地下鉄中央線利用より座りやすいこと、阪神電車としても阪神なんば線乗車分の加算運賃1人あたりたいてい90円を徴収できることから、野田や大阪梅田で降りられるよりも高い運賃を徴収することができ増収できるのだ。
これにより大阪梅田~西宮間の急行平日昼間毎時4本中毎時1本を尼崎始発終着に短縮することから、大阪梅田~武庫川・甲子園・今津・西宮への直通先着列車が毎時1本減ることとなった。
なおどうしても阪神快速急行乗車でなんば線九条駅利用による90円加算から逃れたければ、1つ手前の西九条駅で下車してOsaka Metro 中央線九条駅まで安部川トンネル経由で約20分歩けば安く済ませることができる。
このほか昼間の快速急行は大阪難波発神戸三宮着の所要時間を43分から41分に2分短縮するほか、阪神なんば線内各駅に停車する区間準急・普通の運転間隔を昼間7分~13分から均等10分間隔に統一する。
2. 深夜に増発で終電繰り下げへ!
今回の2025年2月22日阪神電気鉄道ダイヤ改正では、深夜に増発し終電を繰り下げる。
今回増発するのは平日・土休日ともに大阪梅田24時15分発特急神戸三宮行きである。この設定により大阪梅田から御影までの最終は大阪梅田24時10分発から24時15分発に5分繰り下がるほか、大阪から神戸への最終もJR大阪駅24時04分発JR神戸線普通西明石行きから阪神大阪梅田駅24時15分発特急神戸三宮行きに11分繰り下がるほか(阪神電車だけでの比較でも大阪梅田23時45分発から24時15分発に30分繰り下がる)、大阪難波から神戸三宮への最終も大阪難波23時33分発から23時55分発に22分繰り下がる。
なお阪神電車の最終が繰り上がったのは2022年12月17日阪神電鉄ダイヤ改正であるが、この時は大阪梅田発神戸三宮行き最終は24時00分から23時45分発に15分繰り上げとなっている。つまり今回の終電繰り上げは2020年以前よりも深夜時間帯の運転となり、5年以上前寄りも15分終電が遅いことになる。
なおこれに合わせ阪神なんば線は大阪梅田23時55分発普通尼崎行き御影行き連絡最終を西九条→尼崎間で4分繰り上げ、特急神戸三宮行きに連絡できるようにする。また尼崎で後続の特急神戸三宮行き最終を待ち合わせる関係で福島→大物の各駅では御影行き最終列車の運転時刻が5分早まる。
このほか大阪梅田24時00分発急行甲子園行きは急行御影行きに延長する。終点御影で特急神戸三宮行き最終に接続することから特急通過駅からの神戸三宮への最終繰り下げの意味合いも持つようだ。
3. 結び
今回の2025年2月22日阪神電気鉄道ダイヤ改正では、関西大阪万博に向けなんば線直通快速急行を6往復増発し昼間毎時2本から毎時3本に増発したほか、終電を最大30分繰り下げることとした。
今後阪神電気鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
別府駅に直通特急停車!2025年2月22日山陽電車ダイヤ改正はこちら!
関連情報:2025年2月22日(土)にダイヤ改正を実施します – 阪神電気鉄道
コメント