勇気づけの嵐
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<シリーズ・勇気づけの暮らし・120(復刻)>
100年程前から実績を積み上げているアドラー心理学には、思想・理論・技法の3要素がある事を前に書いています。
前2者は今では不変であり、これを外すとアドラー心理学ではなくなってしまいます。
一方、技法の方は、思想・理論に適合さえすれば、他から取り込んでいるものもあります。
例えば、「嫌われる勇気」に出て来る「課題の分離」。
互いの操作・支配を否定すると言うアドラーの思想を活かしたロジャーズですが、そのお弟子さんトマス・ゴードンが始めた親業から、アドラー心理学の子育て支援プログラムに取り込まれたものだそうです。
操作・支配の否定思想と見事にどんピシャです。
こう言う傾向は、元・心屋仁之助さんが、「嫌われる勇気」をすんなり受け入れて頂いた理由の一つになっているのかも知れませんね。
実際、心屋さんの本を読んでいると、アドラー書と接しているのでは?と勘違いしてしまうところが多く、技法充実の参考にもなりそうです。
(続く)
<シリーズ・変身の旅・20>
ここに来て、遂に変身の真打ち登場!
前回驚愕したサ40型の同僚です。
驚嘆のサ60型について触れないといけません。
下図をご覧下さい。
大正元年、郡部線用に35両も新製された名電の電動貨車デワ1型です。
あにはからんや、貨物輸送の成績は振るわず、余剰車の山となってしまいました。
そんな中、国鉄との連絡輸送が始まり、直通貨車としてこれを活用したのです。
運転台を取っ払い、電装解除の上、台車も固定2軸式に交換、ワ1型に変身しました。
後に、内12両が車掌さんが乗り込むワフ1型、更にワフ50型に再改造されています。
その中でワフ62号は、昭和18年、サ40型と同様の改造でサ60型と相成りました。
勿論座席無しの通勤車です。
最後はまたワフ62に戻されたので、驚嘆の{電車→貨車→電車→貨車}四変化です。
さて、前回少し触れましたが、サ40型とこのサ60型を牽く車も仰天変身車です。
同じく木造の大正13年製、尾西鉄道の電動貨車デホワ1000型→名鉄デワ1000型2両が使用されました。
ところが、空間が勿体ないと、この貨物室にも人を詰め込むべく、昭和19年に客車化され、モ1300型電車となりました。
今まで取り上げた{貨車→電車}変身と違って動力付きと言うところが凄い。
安心して下さい。
窓はあいてますよ。

これで編成全車、貨車改造で椅子無し、ユダヤ人輸送ならぬ、広見線の軍需工場通勤列車が出現したのです。
終戦後はデワ1000型に戻されましたが、昭和29年に今度は人ではなく、空気圧縮機を搭載した為、何と言う事でしょう!
デキ1000型電気機関車にビフォーアフターとなりました。
詳しく書くと{電車(電動貨車→電動客車→電動貨車)→電気機関車}変身です。
似たスタイルの昭和9年製デキ1500型も元デワ1500型で、昭和24年の1500V昇圧時に貨物室に増設機器を搭載した為に、{電車→電気機関車}変身となったものです。
さてお次は、変身そのものから少し離れてみましょう。
凸型電気機関車にも、とんでもないのが現れたのです。
車両不足を乗り切る為、電車の部品をかき集めてでっちあげたのですが、一応変身には該当しません。
ところが、車体が木でできていると言う珍妙なる特徴が。
金属を兵器に取られた為の苦肉の策で、他にも止む無く除煙板等を木で作った戦時型SL等はいましたが、電動貨車改造でもない新製ながら、本体が木造の機関車は稀の様です。
SLだと燃えカスになってしまいますよ。
先述の電動貨車や木造電車がまだ沢山残っていた時代の産物ですね。
後年、パノラマ・カー導入時に、1500V仕様のデキ800型にやぐらを取り付け、二階運転席の視認訓練を行っていますが、電車への変身願望の表われでしょうか?
600Vバージョンのデキ850型は、昭和29年、豊橋鉄道に移籍しています。
(続く)
<鉄道動画集>
YOU TUBE「スヌーピー1」「スヌーピー1b」からご覧下さい。
<プロフィール>
本ブログ中、横300サイズの小画像はお借りしたものとなります。
ベストセラー書「嫌われる勇気」で大ブレークを果たしたアドラー心理学では、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をとても大切なものと考えています。
本ブログは、夫婦関係、子育て等の困難から救われた自らの経験を活かす為、幸福を目指すこの心理学の案内役となり、各種ワークショップやカウンセリング等への橋渡しができればとの思いでスタートしました。
また、勇気づいた人の象徴的存在である嵐の活動、旅や趣味の世界等についても合わせて綴っていますので、同好の方にお楽しみ頂けたらと思います。
巻き起こせ!
勇気づけの嵐。