現在は主に伊勢中川〜賢島(一部鳥羽)間で運行される日中の伊勢志摩ローカルですがそこで活躍するVVVF車は1200番台の日立車が多く、1400番台の三菱車は1440系が3編成いるだけです。その1440系は1437系をワンマン対応に改造した車両ですが種車の関係でVW40→VW38→VW37と編成番号が若返っており、特にVW37は1437系の形式由来になっているだけに「1437系に1437Fは存在しない」というややこしいことになってしまいました。


(2020.8.22 志摩神明〜賢島間にて撮影)

 賢島のカーブを走る1440系VW37です。現在はパンタグラフがシングルアームに交換され、目立つ存在になっている同編成ですが撮影当時は近鉄のVVVF車では一般的な下枠交差形を搭載しており、VW40と変わらない姿でした。
※VW38は当時三重交通時代の黄色と緑色のツートンカラーを再現した復刻塗装車でした。


(2020.8.22 賢島〜志摩神明間にて撮影)

 折り返し伊勢中川へ向かうVW37です。伊勢志摩ローカルに充当されるワンマン対応のVVVF車はボルスタレス台車を履く後期車が多いためか更新車はまだ少なく、日立車の1230系と1240系合わせて3編成のみとなっています。1440系と1259系の更新は年度明けの4月以降から開始されると見られますがVW37以外にシングルアームパンタに交換する編成が現れるのかが気になります。