皆様こんばんは、備前国鉄道です。
「青胴車」の愛称で親しまれてきた阪神電車の5001形のうち、最後まで残った5025Fの引退が近づいています。
今週は27日(月)と30日(木)に、普段は乗り入れない阪神なんば線を走行するツアー貸切列車も運行されました。

上の写真は、27日(月)の運行を伝法駅で撮影したものです。
この区間は2009年まで「西大阪線」と呼ばれており、5001形も運用されていましたが、西九条~大阪難波間の延伸・近鉄直通開始に伴い「なんば線」へと改称され、同時に5001形は乗り入れなくなっていました。
今回のツアーは、かつての西大阪線時代を再現した走行会となりました。

阪神5001形は1977年に営業運転を開始し、1981年まで32両が製造されました。
1995年にデビューした5500系以降の新型車両はカラーリングが変更されたため、5001形が旧来の「青胴車」の塗装を残す最後の車両となりました。
老朽化により5700系への置き換えが進み、2021年5月より廃車が始まり、ついに最後の編成も引退することが決まりました。
5025Fは今年に入ってから、前面右下に掲出されていたコーポレートマーク("たいせつがぎゅっと"マーク)が剥がされており、往年の姿に少し近づいた状態で営業運転にも就いています。
1月10日(金)の深江駅では、5001形を置き換えてきた5700系と並ぶシーンも見ることができました。

5001形5025Fの最終営業運転は2月10日(月)の予定です。