あるふぉの落書き帳

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きっぷる

平成26年 京成3300形3348編成のこち亀ラッピング

見るに堪えない写真の質で恐縮ですが、3300形がこち亀こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」並びに「男はつらいよ」とのコラボ企画をやっていたことがありました。当時中学生だった私は某ケーブルテレビでよくアニメのこち亀を見ていたこともあり、好きなもの同士のコラボということで撮りに行っておりました。京成3300形も引退から今年で10年ですが、新3200形が導入される10年以上前のことをいち京成ファンとして後世に遺しておきたいなあと思ってこの度書いております。

 

 

ハロー。抜擢されていたのは3348編成でした。ハローってかお久しぶりですか。どうでもいい(笑)。編成でちゃんと撮るってことを覚えてもらわないと某氏そんなんじゃ困るんだよぬぁぁぁああああ!!!と当時の私に伝えに行きたいです。いやマジで。

 

金町方の先頭はモハ3337。最末期の3348編成は上野方からモハ3348、モハ3347、モハ3338、モハ3337という構成でした。確か記憶が正しければ平成26年廃車組の1編成だったはずなので、最末期の撮影だったのかもしれません。

 

ここからは各ラッピングを見ていきましょう。

借金取りもとい商店街の皆さんに追われる両津勘吉巡査長(両さん)と、麻里愛(あさとあい)こと麻里愛(マリア)、秋本麗子各巡査のポスターです。こち亀は高校生の頃には漫画も買っていて、実家の私の部屋の本棚にはまだ残っているのではないかと思います。

 

アニメには登場しなかった磯鷲早矢(いそわしはや)巡査。個人的にこち亀のかつしか署の女性警官では一番推してます。漫画だと早乙女、アニメだと小町・奈緒子あたりが両さんを毛嫌いしているのとは対照的に、磯鷲早矢は両さんに一目惚れしていたのが印象的でした。理由は笑ったけど。上の方では両さん、中川さん、麗子さんが散策しているのがこち亀らしくていいなと思います。

 

左は星逃田(ほしとうでん)かな?右は日暮でしょう(面倒なのでこの辺から敬称略)。日暮はオリンピックがある年、つまり4年に1回起きてくるキャラクターだけど、東京オリンピピックが延期された時は令和2年ではなく令和3年に起きたのでしょうか。そんな感じで税金をドブに捨ててスポーツを金儲けの道具に蔑んだクソイベントもあったなあ。大阪万博東京五輪同様にボロカスに言われるのではないかと当ブログでは期待、いえ心配しております。

 

右は大原部長。みんなが部長部長言うので会社での部長みたいなポジションに思われがちですが、階級が巡査部長なのです。大原部長ならもっと上に行きそうというのはさておき、アニメでも漫画でも部長がなんだかんだで両さんを信頼している描写は好きですし、部長みたいな上司は理想だよなあと思います。こち亀に名言は沢山ありますが、部長の名言が一番好きかもしれません。

 

両さんと麗子さん。なんだかんだで両さんが結婚するなら麗子さんというこち亀ファンの方も多そうですよね。こうして地域沿線と密着した企画ができるのも、ちゃんと沿線のことを考えた経営ができる会社であることの賜物だろうと思っています。後程リンクを貼りますが、現にこれは葛飾区の観光PRを図る目的での運転でした。

 

両さんと中川さん。この2人のコンビで無茶をする回からしか得られない栄養素はありますし、時々中川さんが壊れる回は間違いなく神回なんですよね。アニメだと銀行強盗の前でパンイチになってやかんギャグだったり、男の象徴を銭湯でぐるぐる回したり、ですかね。両さんと入れ替わった(要出典)時も最高でした。

漫画だとこの2人と麗子さんで上野に行く回があったのですが、その時に博物館動物園駅が登場していた気がします。その時も恐らくは金町から京成で上野に行ったのでしょう。そういう何気ない回に京成が登場しているところが、如何に沿線に京成が浸透しているかがわかる描写だなあと中学生ながらに思ったものでした。

 

右は両さんの親戚にあたる擬宝珠纏(ぎぼしまとい)。美人だよなあ。個人的には纏が警察官を志したきっかけのかっこいい警察官が両さんだったというエピソードで死ぬほど笑いました。

 

部長と両さんと麗子さん。

 

両さんが抱っこしているのは纏と檸檬の妹の蜜柑かな。檸檬の前での両さんはマジでいい親戚のおっちゃんなんですよね。こういうポスターを見ていると聖地巡礼したいなあという気持ちになりますし、実際にアニメ版でこち亀を好きになり、モデルになったと言われる亀有駅前の交番にも家庭訪問したことがありました。帰りに親父が高速道路を爆走していて覆面をぶち抜かし、違反切符を切られていたところまでがセットでした。

 

3300形の車内。懐かしい赤電の車内です。今はこのモケットや緑の床が見られるのも3688編成と3668編成だけというのが俄かには信じられないものです。そして間もなくデビューする新3200形においては運転席背後の席もなくなりつつ、しかし立ち客のために腰あては用意してくれる優しさもいいなあと思います。3300形に保存車はありませんが、もし1両でも現存していたら新3200形との並びが見てみたかった気がしないこともありません。

 

以上、こち亀ラッピングについての今更の記事でした。寅さんのものも写真がないことはないかと思いますので、頑張って発掘したいところです。

https://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/22-041.pdf

こちらは京成さんの公式プレスリリース。当初の予定では平成22年~平成23年での運転予定だったとのことで、恐らくは好評だから延長という形でやっていたのかもしれませんね。

先程も少し書きましたが、観光PRという面ではとても効果のあるものだったのではないかと思います。また京成自体も先述の通りこち亀での登場回数も少ないものではないことから、沿線に浸透しているのがよくわかるなあとも感じました。私自身も小学生の時、学校あてに京成電鉄さんから下敷きが届いていたのを配られたのを今でも愛用しています。これはやはりその地域あってという一面もある私鉄だからこそできることなのでしょう。