くぬぎ山車両基地でリニューアル編成の8806が8803と並んだ際、なぜか違和感がありました
2025年1月23日付け「新京成8806編成 リニューアルされながら京成千葉線乗入は非対応?」の続編です。
最近リニューアルされたばかりの8800形8806編成は、1月28日から本線運用に復帰しました。
1月29日のくぬぎ山車両基地では、その8806編成と、機器がリニューアルされた第一番目の8803編成とが並んだ一時(いっとき)がありました。
これまでのリニューアル9編成はいずれも京成千葉線乗り入れが可能で、先頭車正面の顔の中に、急行灯と運行番号表示器を備えているのが共通点でした。
今回リニューアルの8806編成だけ、千葉線乗り入れ非対応で、急行灯と運行番号表示器がない顔となりました。
8806と8803、ともにリニューアル同士ではありますが、8803の横に並ぶ8806をリニューアル編成という視点で見ると、どこか違和感を禁じ得ません。
リニューアルされていない、急行灯と運行番号表示器のない8809編成と8803編成との横並びと似たような印象を受けますが、8806はリニューアル最新車なので「なぜこの外観?」と疑問に思ってしまいます。
京成松戸線化後、車体色は京成全体に統一するが、運行番号表示は統一不要?
2025年4月からの、新京成の京成松戸線化に伴い、将来的には運行番号表示器の使用により、松戸線内の全列車でも運行番号は表示していく方向性かと思われます。
そうした中で、最新のリニューアル編成8806が、運行番号表示器を備えなかったのは妙に感じます。
これは、松戸線には運行番号表示をしないという意思を暗示したものでしょうか。
その一方、京成松戸線になってからは、車体色は京成路線になったのだからと、京成カラーで揃えていくということです。
運行番号表示器については、備わっていないのは8809と8806の2編成だけです。
今回、8806に運行番号表示器を備えて登場させ、8809にもこれを追加装備すれば、新京成全26編成の運行番号表示が可能となっていました。
車体色は松戸線の全編成を京成全体に合わせるが、運行番号表示まで合わせる必要はないというのは、いささか意思の不統一な感じも受けます。
京成松戸線でも運行番号表示をする日は来るか、8806と8809の2編成に運行番号表示器と急行灯を設置する日は来るか、今後とも状況を見守りたいと思います。