この時の旅行は計画段階では岩手県岩泉町の龍泉洞を観光するつもりでした。

 しかし、直前の台風により岩泉町では豪雨による被害で大変なことになり、龍泉洞も水没してしまって観光どころではなくなりました。


「父ちゃん、どうする?龍泉洞には行けなくなっちゃったよう❗️」


「ふむ•••」


 岩泉町のみならず三陸沿岸部を中心に甚大な被害となってしまっていたものの、既に休暇を取っていたから旅行を中止するのも面白くない•••。

 というわけで、観光内容を変更して八幡平や世界遺産平泉に変更しました。

 残念ながら、この時の旅行ではスマホで撮影したものがその後SIMカードが壊れてしまって、写真はデジカメで撮影したものしか残っていません。

 中尊寺の写真や毛越寺などの写真はほぼ壊滅状態となってしまったのが残念です。

 特に鉄道写真はほとんどスマホで撮影したものですから、ほぼ残っていません。

 こちらは厳美渓


 平泉から厳美渓へ向かう途中で立ち寄った達谷窟毘沙門堂。車を走らせていていきなり現れた時のインパクトはかなりのものです。もちろん内部は撮影禁止ですが、見学することは可能です(有料)。

 坂上田村麻呂による創建に遡るので中尊寺や毛越寺よりも歴史が古いことになります。また、八幡太郎•源義家が矢を射続けて崖に彫ったとの言い伝えが残る岩面大仏は残念ながら崩落により胸から下が現存していませんが、顔のあたりはよくわかります。

 こちらは毛越寺です。

 このときの旅行は残念ながら天気に恵まれず、しかも宿泊したホテルがふたつとも大外れ(特に食事が酷かった)•••どうもツキに見放された感じの旅行で、ちょっと旅行先として岩手県を訪れる気がしなくなってしまいました(この時に宿泊した2ヶ所のホテルと温泉名は伏せておきます)。しかし、昨年旅行で訪れてから岩手県の印象はV字回復することになります。

 この旅行の数少ない鉄道写真から列車が写っていないJR東日本大船渡線第二砂鉄川橋梁の写真です。

 この旅行での一番の圧巻は猊鼻渓。第二砂鉄川橋梁の写真の先に舟下りの乗船場があり、この写真の場所の少し手前で折り返します。折り返し時間はわずか15分なのでここまで行って急いで戻らなくてはなりません。しかし、自然の造形美に圧倒される再訪したくなる景勝です。

 こちらは平泉駅ではありません。一ノ関駅です。

 当初の目的だった龍泉洞への観光はまたの機会に持ち越しとなってしまったうえに宿泊したホテルの質が酷かったので、残念な部分はありましたが、天候に恵まれなかったとはいえ世界遺産•平泉を堪能したり、猊鼻渓の素晴らしい風景、秋田県との環境となる八幡平など観光の面では満足できる旅行となりました。