3回目の大宮鉄道の鉄道博物館は異形の機関車はEF55こと通称:ムーミンからです。その特殊な構造ゆえでしょうか?僅か3両のみの製造であったEF55,当時世界的にも流行であった流線形を意識したデザインはカマの片方向のみというこれまた客車との一体感を持たせていたのかもしれません。

 

 されど運用は実に面倒で、SLと同じく機回し・方向転換をする必要があったとか。最高時速は95キロではあえて流線形も必要ないとも思いますが・・そこは未知なるものへのトライでもあったかもしれませんね。

 

 外観は古典的な茶色塗装ではありますが、空気抵抗を意識し、鋲やナットは廃止し、電気溶接を用いてスタイル向上に寄与しスッキリした外観でもあります。デッキの代わりに如何にも流線形!と言える長く伸びた鼻が特徴的。現役の最後には各種改造もされましたが、基本的なスタイルはなんとか維持したようで、内1両が保存されています。そんなムーミンから。

 

  ※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。