月組公演 ゴールデン・リバティ/PHOENIX RISING | 続アメマのおとしもの

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2025年1月25日~3月9日 東京宝塚劇場・月組公演

 

昨年11月に大劇場で両作品を観ましたが、友人から「良い席が取れたので」とお誘いを受けまして、東京公演も観劇であります。

 

 

1月26日15時30分公演(宝塚友の会貸切)、1階4列目で観劇。

※ネタバレ注意。

●ミュージカル・クエスト「ゴールデン・リバティ」 作・演出/大野拓史

 

やっぱりトンチキな芝居で、もう後半の話の展開が西部劇でないし、風間柚乃は敵なのか味方なのかさっぱり分からんし、なんで天紫珠李が列車に隠れてたのかとか・・・。

男役をカッコよく見せるような歌やダンス、やたらと豪華な装置、これだけのものが揃っているのに脚本だけがお粗末で・・・。宙組大劇場公演のトンチキ和物ショーも大野氏でウンザリでしたから、やっぱりこの人の作品は私は合わないと改めて感じました。

今回お誘いしてくれた友人には、開演前に「こんな感じの芝居で、訳が分からんのです」と説明しておきました(笑)。やはり途中で眠くなったらしく、芝居が終わって「どうでした?」と聞くと「つまんねぇ~!」(笑)。

大劇場の時も同行した友人が、「何が言いたいのかよく分からなかった」と言ってましたからね。

宝塚のオリジナル作品って、こういうレベルのものが最近特に多くて困ります。私らのよう結構観てる者であると「まぁあの先生の作品ならこんな感じやな」と思いながら観て、終わると「やっぱりね」ですけど、初心者の方や一般客は「なんのこっちゃ?」になりますもん。

ホント、芝居の書けない中堅クラスの演出家が多すぎます。

 

 

●Takarazuka Spectacular「PHOENIX RISING-IN THE MOONLIGHT-」 作・演出/野口幸作

 

こちらは豪華絢爛なショー作品で、プロローグからテンション上がります。私個人的には中詰以降の流れが好きで、あっという間に終わる55分でしたね。

やっぱ宝塚のショーってこうでないと!

このスペクタキュラ―シリーズも、ロマンチックレビューのように定番化していく感じですね。

 

 

お芝居、ショー共に改めて鳳月杏の大人の魅力、天紫珠李の落ち着いた色気、風間柚乃の変幻自在な芝居力、礼華はるのビジュアル、彩海せらのパワー、彩みちるのキュートさという月組の布陣の良さを感じました。