竜飛海底 ('03.9.23)
おととい吉岡海底駅を訪れたが、今日は本州側、竜飛海底駅で途中下車。
この駅で降りたのは、私を含め男性の個人客4名と、夫婦1組。そしてガイドの男性。
ガイドが引率するミニツアー形式で、海底駅を見学することになるようだ。
※竜飛海底駅の見学ツアーは、2013年まで行なわれていました。
竜飛海底駅は2014年に廃止され、保守・避難施設「竜飛定点」となっています。
- 道南いさりび鉄道になる前の江差線(函館→木古内→竜飛海底)
- 竜飛海底駅からケーブルカーで本州上陸!(竜飛海底→龍飛崎)
- かつては青函トンネルから行けた龍飛崎(龍飛崎・青函トンネル記念館)
- 龍飛崎の景色にmisonoさんの歌声は合う(青函トンネル記念館→竜飛海底→蟹田)
- 蟹田の展望台で、透ける螺旋階段を上る(蟹田)
- アスパムから眺めた青森の夜景(青森)
まず、たった今「白鳥」が出て行った本坑を見る。
将来、新幹線が通せるようにトンネルは大きく造られており、またホームも長い。
線路の横に、新幹線のレール幅に合わせて線路を通すための、目印がついていた。
※2016年、北海道新幹線が開業。
新幹線車両のほか、貨物列車なども通るため、青函トンネル内の線路は現在、新幹線にも在来線にも対応した三線軌条になっています。
本坑に並行して、作業坑や先進導坑が通っている。
吉岡海底駅までつながっているトンネルもあるらしい。
湧き水をくみ出すポンプが動いている。
鉛の扉を開けて、さらに奥へ。
強い風が吹き込むが、これはわざと風を通すことで、万が一火災が発生した際に、火が避難場所まで広がらないようにしているのだとか。
別の一団とすれ違う。この人たちがどこから来たのかは後述する。
体験坑道
「体験坑道駅」で、ケーブルカーもぐら号に乗る。
これから、地上にある青函トンネル記念館へと向かうのだ。
ケーブルカーは、がたがたと細かく上下に揺れながら上っていく。
ピコン、ピコンと絶えず警戒音が鳴っている。
観光地のはずなのに、観光的に装飾したり乗り心地を改善したりしていないところがおもしろい。
トンネル工事に携わる作業員の雰囲気が味わえる。
乗ること7分、前方にある扉のすき間から、光が差し込んだ。
青函トンネル記念館
海底駅に来たはずなのに、地上の景色が見られるというのもまた不思議な感覚。
しかもけっこういい景色。それもそのはず、ここは竜飛崎。
れっきとした観光名所である。
丘の上に、風力発電用の風車が回っている。
※これらの風車は研究用としての性格が強く、老朽化もあり2008年に撤去されました。
2010年に新たな風車が造られ、風力発電が再開されています。
こちらが青函トンネル記念館の建物。
ここの目玉は、さっきのケーブルカーで実際に青函トンネルの作業坑に入れる「体験坑道見学」。
つまり、さっきトンネルの中ですれ違った一団は、車か観光バスでこの記念館に来て、トンネルにもぐってきた人々だったのだ。
(「かつては青函トンネルから行けた龍飛崎(龍飛崎・青函トンネル記念館)」へ続く)
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俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
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