こんにちは!
今回は103系に関する記事を書いていきたいと思います。
吹田総合車両センターではほぼ毎月のように有料の工場見学会を実施しています。そして、このイベントでは昨年の5月以降、毎回定番で展示されている車両が存在します。その車両というのが和田岬線103系R1編成のクハです。
和田岬線 103系 R1編成
和田岬線用の103系として2023年3月のダイヤ改正まで活躍をしていたR1編成ですが、この編成は2024年5月に吹田総合車両センターに回送され、その後に廃車となりました。廃車後も、R1編成のクハであるクハ103‐247,254は解体されずに、毎回の吹田工場の見学ツアーで展示されています。そんなR1編成クハの今後について、今後見れなくなることが発表されました。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250127_00_press_suitasharyoujyo_2.pdf
次回の吹田総合車両センター公開は3/2に開催され、タイトルは『ありがとう103系(青22号)!!「吹田総合車両所 車両撮影ツアー」』です。この時点で怪しいですが、プレスリリース本文には明確に「今回のツアーで最終展示となります。」と記載されています。解体とは名言されていませんが、この文言はかつて103系奈良線が残留した後に解体された際にも確認されていた文言です。ほぼ確実に解体でしょうね。
103系R1編成は案外長くは持ちませんでしたね。2024年5月~2025年3月ですから、約10か月でした。一方、かつて同じように廃車後も残留していた103系奈良線NS407,NS409編成は2022年8月~2024年1月まで1年半ほど残留しました。今回は一年持たなかったということで、少し短かったなと感じる所です。まあ、年度末ですから不要な物は処分したいということでしょうかね。
この2両の解体により、JR西日本が保有する103系低運転台の原型のクハは京都鉄道博物館に保存されているクハ103‐1のみとなりました。JR西日本に限らなければ、JR東海に1両(クモハ103‐18)、ポッポの丘に1両(クモハ103‐525)、他にも2両ほど個人や法人に譲渡された車両が残っているようですね。
それにしても、103系が解体されたら、次の吹田のマスコット枠はなんでしょうね。103系奈良線→約2か月無し→103系和田岬線へと移ってきました。今後、吹田のマスコット枠は無くなるのか、それとも新たな車両が加わるのか、一つ注目ですね。個人的な予想としては、今年のダイヤ改正で完全撤退すると見られる201系の中から、クハを2両一旦置いておく可能性はあるのかな?なんて思ったりもしますね。逆に言えば、新たなマスコット枠が決まっているために、103系は解体するとも見れるのかもしれないなと思います。
このような形で見れなくなることが決まった103系和田岬線。3月の公開が最後になるそうですから、最後のお別れをしたい方はぜひ申し込むと良いのではないかなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
当初、記事タイトルに解体と書いていましたが、名言はされていないことを踏まえて変更致しました。