阪神〜近鉄間の直通列車で主に活躍する1000系ですが終日普通運用に入るのはそこだけなので日常の姿ではあるものの「この形式って2両固定もあるけどジェットカーじゃないから本線では大阪梅田発着の普通運用には入れないんだよなぁ」って思ったこともあります。武庫川線への入線も試運転ではあったものの2両固定車の追加新造は行われず5500系を転用して赤胴車(7861形・7890形)を置き換えたため1000系での運行は実現しませんでした。
(2024.10.27 石切〜額田間にて撮影)
普通運用に入る1000系HS51です。同系6両固定車のトップナンバーとして2006年度に新造されましたが直ぐに車籍編入をしなかったため暫くの間は夜間の試運転でしか営業線を走行出来ず、翌2007年6月にやっと車籍編入して名実共に「阪神1000系」になりました。
(2024.10.27 石切〜額田間にて撮影)
HS51はトップナンバーではあるものの副標の取り付けを除くとノーマルでの活躍が長く、ラッピングを施したのは2023年に阪神タイガースが日本一になった時だけです。この時は1000系のラッピング車が一番多かった時で、趣味的にも面白かったですが尼崎発着の阪神なんば線普通電車は全列車6両編成なので狙うのに都合が良く、ラッピング車だけでなく副標のみのノーマル車も狙う価値があります。