2024年 オフろうきっぷで行く!豊予の旅⑤四万十川に沿って!しまんトロッコ乗車記 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。

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スーパーホテルの朝食 

おはようございます。2024年4月29日、旅の最終日。

今日はJR四国の観光列車に乗車していきたいと思います!

 

まずは朝食。

 

スーパーホテル宇和島駅前天然温泉の朝食はじゃこ天も並びます。

 

朝も美味しくいただきました。

 

それでは出発です。

 

しまんトロッコに乗車! 

やってきたのは宇和島駅。

今日乗車する列車が表示されていました。

「しまんトロッコ2号」。

さっそく改札内に入っていきましょう。

 

頭端式ホームを通って3番線。

 

止まっていた黄色い車両。

こちらがしまんトロッコです!

 

トラ45000形無蓋車を改造した車体はまさにトロッコと呼ぶのがふさわしいつくり。

貨車改造のトロッコ車両はJRではここだけです。

 

さっそく乗っていきたいところですが、まだ乗れません。

トロッコ乗車可能区間は、14駅後の江川崎から。

 

それまでの間はこちら、控車のキハ54 4に乗っていきます。

しまんトロッコと同じ黄色に塗られた専用車。

 

控車といっても、こちらはトロッコの指定券が無くても乗れる車両です。

 

車内はJR北海道のキハ54とは異なり、ロングシートとなっています。

 

松山から来る宇和海5号がちょっと遅れているということで、接続待ち。

9:37、4分遅れで宇和島を発車しました。

 

まずは1駅先の北宇和島に停車。

 

ここから予讃線と分かれ、予土線へと入っていきます。 

 

予土線に入ると、列車は山間部へ。

 

次の務田を過ぎると打って変わって田園地帯が広がります。

 

田園風景の中、列車は各駅に停車していきます。

 

さらに進み、列車は松丸に停車。

 

 

駅舎内に「森の国ぽっぽ温泉」という温泉施設が入っている面白い駅です。

 

さらに進んでいくと、再び山間部へ。

車窓には四万十川の支流、広見川が見えてきました。

 

真土に停車。

ここが愛媛県最後の駅。

この先列車は県境を越え、高知県に入っていきます。

 

そして、真土から2駅、列車は江川崎に到着しました。

 

四万十川に沿って 

江川崎からはトロッコ乗車区間!

さっそくキハ54の貫通路が開けられ、トロッコ車両へ。

 

車内はこんな感じ。

テーブル付きのトロッコ席はJR東日本のびゅうコースター風っこを思わせます。

ちなみにデザインは水戸岡鋭治氏。

JR四国ではここだけの水戸岡デザインです。

 

窓はなく、風を感じられる造りになっていますが、今日は残念ながら雨。

透明なカバーが窓部分に取り付けられていました。

 

全車指定席ですが、乗車数日前でも空いていました。

指定券は四国の対岸、別府で2日前に取っておきました。

 

10:45、江川崎を出発!

貨車改造車なので走行音が独特で面白いですね。

 

ここからは地元のボランティアガイドの方が乗り込み、沿線ガイドをしてくれます。

 

車窓には四万十川の本流が現れました!

四万十川は全長196km、四国最長の川で、「日本最後の清流」という愛称で知られています。

しまんトロッコ2号はこのさき、四万十川に寄り添い、ときに渡りながらゆっくりと進んでいきます。

 

この付近はちょうど清流というのにふさわしい様相。

乗客の皆さんが手を降っている方向を見ると…

 

リフティングのボートがいました。

四万十川はアクティビティも盛んなようです。

 

さて、最初の見どころがやってきました。

それは景色ではなく…

 

ボランティアガイドさんが示しているこちら、「半家」という駅名です。

「半家」、じつは読みが「はげ」ということで…

 

ユニーク駅名ということで有名なのです。

 

ということで、こちらが半家駅。

1面1線の小さな駅です。

このユニークな駅名の由来は、平家の落人が追っ手から逃れるために、平家の「平」の字の横棒をずらして「半」としたという言い伝えが残されています。

2016年まではこの半家からJR北海道留萌本線増毛までの「半家→増毛」間の乗車券を購入することができ、人気を博していたとか。

 

半家を発車し、列車はさらに四万十川に沿って走っていきます。

 

ここで記念乗車証が配られました。

四万十川沿いを行くしまんトロッコの写真が載ったデザイン。旅の記念にちょうどいいですね。

 

続いて十川に停車。

 

駅を発車すると…川の上にいっぱいのこいのぼり!?

 

四万十川の上を泳ぐこいのぼりは約500匹。

「こいのぼりの川渡し」といって、毎年4~5月、ちょうどこのくらいの季節に行われています。

「大きくなったらこいのぼりを上げてくれなくなった…」そんな男の子たちの会話を聞いた大人たちによって1974年に50匹のこいのぼりを川の上に渡したのが始まり。

今ではこいのぼりの寄付も多く集まり、このような圧巻の姿を見せてくれていました。

 

続いて、列車は土佐昭和に停車。

 

車内では四万十川名物、沈下橋の説明が始まりました。

 

沈下橋は、洪水時に水面下に沈むことを想定して作られた橋のこと。

流れを妨げないよう、橋の上に欄干が設置されないのが特徴的です。

 

洪水になると橋が見えなくなる…その様子を実際の写真で説明されました。

 

沈下橋は列車からも見ることができます。

ちょうど鉄橋の下を通る沈下橋。

第1三島沈下橋といって、2011年夏の青春18きっぷのポスターに登場しました。

 

 

さらに、こちらの沈下橋は、茅吹手沈下橋(新谷橋)といって、1997年のフルムーン夫婦グリーンパスの撮影スポットとして知られています。

 

清流に架かる沈下橋。旅情を感じる風景としてJRの宣伝ポスターにたびたび登場しています。

のんびりと走るしまんトロッコから眺めると格別ですね。

 

(2024年4月27日撮影)
沈下橋といえば1日目に乗った快速ゆふいんからも見ることができました。
高知県と並んで大分県も沈下橋が多い県だそうです。
遠く離れた2つの観光列車で沈下橋を見ることができるのも面白いですね。
 
最後に四万十川を渡って…
 
列車は土佐大正に到着。
トロッコ乗車区間はここまで。

 

列車自体はこの先窪川まで向かいますが、最後まで乗ってしまうと帰れなくなるのでここで下車。

反対側の列車へと乗り換えです。

 

ということでしまんトロッコに乗ってきました。
雨だったのが残念ですが、四万十川に寄り添うのんびりとした旅を、貨車改造のトロッコで楽しむことができたのは最高でした。
 

それでは、続きます。

 

 

★乗車データ

8814D 普通 しまんトロッコ2号 窪川行き 宇和島(9:33 9:37)→土佐大正(11:38) キハ54-4+ トラ152462

※2024年4月29日乗車

 

 

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