近鉄名古屋と伊勢エリアを結ぶ名伊間急行は多くが五十鈴川までの運行で、鳥羽まで行く列車は少なくなりましたが今も明るい時間帯に鳥羽行きを見ることは可能であり、宇治山田や五十鈴川では確実に撮影することが出来ます。以前は正月等に普段松阪行きや五十鈴川行きとして運行している列車の延長運転があったので記録するのに都合が良かったのですがそれに関係する列車として鳥羽発宇治山田行きの臨時普通があり、6両編成なのに種別表示が青色で種別灯非点灯という見所ある列車になっていました。


(2023.9.24 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)

 五十鈴川行きの名伊間急行に充当される2610系X21ほか6両編成です。同編成は1996年に実施された更新工事の際に車端部を除いて座席をデュアルシートに変更し、近鉄初のL/C車になりましたが2度目の更新工事(B更新)の際にデュアルシートを5820系と同じ物に交換し、車端部のロングシートもヘッドレストを撤去したのでL/C車化当初とは車内の雰囲気が変わっています。


(2023.9.24 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)

 名古屋方の2両は1201系RC07でした。ワンマン対応車とL/C車の組み合わせも日常的ですが車内から見ると運賃箱のあるロングシート車とクロスシート状態のL/C車をまとめて確認出来、急行らしいクロスシート車にするか運賃箱のある車にするか選択出来ます。最も景色を楽しむならクロスシートの方が良いですが・・・