1月も間もなく終わろうとしていますが、今年になってから加工作業を全く行っていませんでした。仕掛品ではいつもネックになる塗装作業を終えながら、未完成の車両があります。手始めにこの後始末から着手することにしました。
KATO製のモハ164-0番台・初期旧製品(品番458)のトイレ側デッキ部分を切り継いで、回送運転台が設けられているモハ164-500番台に加工していましたが、塗装を済ませた2023年3月で作業がストップしていました。
最後に塗ったオレンジ色が、マスキングテープの隙間からはみ出して汚い状態でした。
はみ出し箇所は、緑色を塗り重ねせずにカッターナイフの刃の背で慎重に削り落しました。
窓ガラスは切り離した状態で放置されていました。
切り離した扉/トイレ部分の窓パーツを、相互に入れ替えてプラ用接着剤で接着しました。
接着箇所を拡大してみると隙間だらけの状態です。この隙間を埋めることにします。
他車両に使用されていた側窓下部の余剰パーツを切断して、隙間埋め用の部材として使用します。
隙間埋め用の部材として、右側に突き出た箇所を使用した残りの状態です。
隙間に上記部材を埋め込み、プラ用接着剤で固着しました。窓ガラスの加工も終了です。
各パーツを纏めて組み立てました。
パンタグラフは、屋根板の取付穴に合わせてPS16Aを搭載しています。
回送運転台用のヘッドライトには、専用のレンズパーツをゴム系ボンドで装着しました。
パンタ側の連結面は、通常のモハ164と同じ形状です。
車番はまだインレタ転写が出来ていませんが、モハ164-500番台として取り敢えず使用できる状態になりました。ただ、前提条件としていた中央東線の急行「アルプス」に使用されていた姿を再現するには、パンタグラフをPS23に変更せねばなりません。KATO製のPS23を搭載するには、屋根板を更に加工する必要があります。(続く)
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