快速「あめつち~因幡・但馬~」グリーン券(観光列車チケットレス)

あめつち~因幡・但馬~グリーン券

山陰を中心に運行している観光列車「あめつち」のグリーン券です。今回は鳥取から東に向かい、城崎温泉に向かう列車となり「~因幡・但馬~」の副題がついています。「あめつち」の列車名はそのままに行き先によって「~木次線~」などと列車名に行き先を入れて分ける方針のようです。

快速「あめつち~木次線~」グリーン券
観光列車「あめつち」の木次線版となる「あめつち~木次線~」のグリーン券です。かつての観光列車「奥出雲おろち号」の後継列車と位置付けられていますが、出雲市始発だった「奥出雲おろち号」と比べ、こちらは運転...

時刻表にもそのように記載されているため、購入時に戸惑うことはないでしょう。
きっぷは最近多くなった「観光列車チケットレス」。料金は通常のグリーン料金と同じですが、

・きっぷに引き換えしなくても乗車できる。
・J-WESTカードで購入するとWESTERポイントが5%、それ以外だと1.5%つく。

もっとも前者については、こうやってきっぷが手元にあるわけですから、わざわざ引き換えたのは言うまでもありません。また、「あめつち」専用スタンパーもあるので、旅の記念にもなります。

やっぱり案内があるとわかりやすい

城崎温泉駅

城崎温泉駅に停車中の「あめつち」。「あめつち」に隠れて見ずらいですが、「あめつち」のとなりに、「はなあかり」が見えます。

1/25の記事から続く)

浜坂駅で「はなあかり」を降りたものの、そこから先がノープラン状態だったので足湯につかりながら善後策を考えていました。
そういえば豊岡で「あめつち」がお昼寝していたことに気づき、今日は「あめつち」が城崎温泉に来てる日じゃね?と時刻表めくったらまさにそのとおり。だったら、とスマホでe5489を参照して空席確認。余裕そうだったので、取り急ぎその場でD席で押さえたら8D席が指定されました。・・・ん?8番席って確か4人がけボックスシートじゃなかったっけ?

「e5489」であめつちを予約すると、シートマップでの指定ができないのが残念。とりあえず西向きがD席、東向きがA席となるので、進行方向となるD席を押さえました。

浜坂から普通列車で城崎温泉に転進。城崎温泉きっぷを引き換えて1番乗り場に移動すると、既に「あめつち」は入線していました。

この時間帯、城崎温泉駅では優等列車の発着が多く、

・1番乗り場・・・あめつち
・2番乗り場・・・かにカニはまかぜ(はなあかり)
・3番乗り場・・・きのさき

と賑やかな状態になっていました。

8番席

8番席は4人掛けボックスシートで、8D席(手前奥)は窓割りピッタリのベストポジション。なんでこんな席が直前まで空いてたんだろ・・・

車内に入ると異様に暖房が効いており、かなり暑い。
コートを脱ぎ、窓を開けて換気です。

さて1号車8D席は、日本海側の4人ボックス席。進行方向向きの座席で、窓割りもピッタリというまさにベストポジション。4人掛けですが相席はなく、1ボックスを一人でまるまる占拠です。
ガラガラなのかな?と思ったらそういうわけでもなく、他の席はそれなりに埋まっていたので、たまたキャンセルでも入ったのでしょうか。

どら焼きとコーヒー

竹野駅停車中にどら焼きとコーヒーを購入。これで450円は良心的。

雪の城崎温泉駅を発車。もっとも雪が多いのは豊岡~城崎温泉あたりだけで、竹野に近づくにつれで雪はどんどん減ってきます。

竹野駅で交換待ちでしばらく停車。その間に2号車のビュッフェカウンターに向かい、コーヒーとあめつちオリジナルどら焼きを購入。450円は車内販売にしては結構リーズナブル。

淀の洞門

淀の洞門付近。幾度となくこの区間は通過していますが、観光ガイド付きだと視点も変わってくるのが面白い。

この日は山陰海岸ジオパークの法被を来た地元ガイドが車窓を案内。この区間は結構通るのですが、ガイド付きがと見える車窓も変わってきます。竹野駅を過ぎたあたりで見える、「淀の洞門」も言われてみるまでそこが洞門だったことに気づきませんでした(笑)

海が見える洞門【淀の洞門】 | 豊岡市観光公式サイト
豊岡市竹野町切浜の北端の岬にある断層部が日本海の荒波に侵食されてできた幅24m、奥行き約40m、高さ13.8mの洞門です。水が入り込み、神秘的な雰囲気を醸し出します。世界ジオパークに認定された「山陰海...
餘部駅

餘部駅でいったん停車。停車駅ではありませんが、ドアが開いて8分間外に出ることができます。

城崎温泉を出ると次の停車駅は浜坂。でも餘部で一時停車し、ドアが開いて散策することができます。

余部の海岸

餘部駅から見た余部の集落と海岸。やっぱり何度見てもいいものはいい。

空の駅

旧余部橋梁の一部を「空の駅」として展望台にしています。

餘部駅は有名な「余部橋梁」の最寄り駅。旧橋梁を生かして「空の駅」が設置され、展望台となっています。一部区画では足元がシースルーになっているほか、地上と空の駅を結ぶシースルーエレベーター(余部クリスタルタワー)が、地上の「道の駅あまるべ」と結んでいます。
流石に8分では地上にいくことは困難ですが、空の駅散策には十分でした。

餘部を過ぎると急激に暗くなります。浜坂ではまだ外は見られましたが、次の停車駅岩美では真っ暗に。車内では寝てる人多し(笑)

鳥取駅到着

鳥取駅到着。すっかり真っ暗です。

定刻に鳥取駅に到着。あたりはすっかり真っ暗です。流石にこの時間帯は遅すぎたようで、2025年3月ダイヤ改正から鳥取行きのみ時刻が変更され、城崎温泉15:58発から、12:27発に大幅に繰り上がるようです。(鳥取着14:19着)
こちらは使い勝手はよくなりそうですね。

ミニリニューアル?

さて、いきなりですが間違いさがしです。

2022年のあめつち

今回のあめつち

今回乗車したあめつち。パーティションはなくなっていますが、そのほか違うところがあるのがおわかりでしょうか。

上は2022年に乗車した「あめつち」の1号車。下が今回乗車した「あめつち~因幡・但馬~」の1号車。2022年はコロナ渦のため、パーティションがついていましたが、そのほかちょっとした変更点があります。

写真整理してたときに違和感を感じてたのですが、念のため「あめつち」の席番表を見ると一目瞭然。

2022年の席番表

2022年の席番表(おでかけネットより抜粋)

2025年の席番表

2025年の席番表。(おでかけネットより抜粋)カウンター席の座席数が減らされています。

2025年1月運行分から下の座席表で運行されています。カウンター席が減らされていることがわかりますね。

従来カウンター席は2人利用を前提としたつくりでしたが、思った以上に一人利用が多く、座席を減らして間隔を広げ、一人利用がしやすくなるようにしたようです。

観光列車「あめつち」2025 年3月~9月の運転について

座席数を減らして座席と窓枠をあわせたとのことで、一人旅だとカウンター席がますますねらい目ということになります。
この日見る限りカウンター席は満席のようで、今後「あめつち」はカウンター席狙いが激しくなりそうです。

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