今回は、現在SNSで絶賛炎上中の撮り鉄不祥事について取り上げる。

 

名古屋市営地下鉄桜通線の試運転に群がる撮り鉄が、仕事中の乗務員を呼び出し、列車の運行を妨害している様子が動画に残っている。

 

やはり2025年になっても、撮り鉄の行動は変わることがないようだ。

 

あくまで私の持論に過ぎないが、こういう撮り鉄たちに鉄道愛は無いと思う。試運転という珍しい光景を、良い写真に仕上げてSNSに投稿することで、承認欲求を得たいだけではないだろうか。鉄道を愛する人が、鉄道の運行を妨害するはずがない。その証拠に、撮り鉄の迷惑行為や危険行為の背景には、必ずといって良いほど試運転、甲種輸送、臨時列車などといった珍しいモノが存在する。

 

とはいえ、あまりにも撮り鉄の不祥事が多いため、何とかならないだろうか。駅を撮影禁止にすべきだという意見も多いが、本当に駅が撮影禁止になった場合、鉄道旅行の楽しみが減ってしまう。旅行記念に電車を撮る一般人も一定数は存在するためだ。鉄道各社が撮影禁止に踏み切れない事情がそれである。では、どうすればいいのか。

 

考えられる対策は、情報漏洩防止と、SNS規制だ。不祥事を起こす撮り鉄は、試運転や甲種輸送などといった珍しい列車に関する情報が無いときは、列車を撮りに来ない。そもそも珍しい列車なんて、一般客向けの行楽臨時列車以外は基本的に内部の人間しか知るはずがない。やはり、一部の従業員が原因の情報漏洩は起こっているのだ。また、情報がSNSで拡散されることにより、そういった列車が走る度にとんでもない数の撮り鉄が集まり、トラブルに発展してきた。Twitterのように、拡散力が極めて高いSNSから撮り鉄を追放することも必要ではないか。実際、Twitter上の撮り鉄には過激派が多く、そいつらが持っている歪んだ価値観があっという間に界隈中に広まったことで、もはやマナーの良い撮り鉄がごく一部となってしまった。悲しすぎる。

 

 

 

私のブログでは、記事の内容に近い写真を最後に掲載するのがお決まりである。今回は桜通線の写真を載せるべきだったが、残念ながら私は桜通線の写真を持っていない。私は動画鉄なので、2年半前に名古屋へ行った際、桜通線は動画ばかり撮っていた。何故か鶴舞線と東山線の写真は撮っていたようだ。

鶴舞線

 

東山線