- 無料送迎バスを利用して泉大津港へ!
- 「いずみ」に乗船!
- 快適なスイートに乗船
- 充実の船内設備!
- 泉大津出港、明石海峡へ!
- フェリーNo1のレストランで楽しい晩酌
- 新門司港の無料送迎バスに注意?
- まとめ:コスパ最強!もはや’海上ホテル’
無料送迎バスを利用して泉大津港へ!
南海電鉄で泉大津駅に到着!(余談ですが空港急行は大きな荷物を持った外国人が多数、ノーマスクで大声で騒いでいてとても迷惑でした。)
先日の市長選挙で賑わった駅前のロータリー?
泉大津駅で賑やかなのは東口ですが、阪九フェリーの無料送迎バスは西口からです。駅近くにはスーパーやドラッグストアもあるので飲食物を持ち込む場合の買い出しも便利です。
頑張ってバス停に早くから並んでいましたが、利用者は少なく余裕で着席できました。今回は神戸便が混雑していたので泉大津便を選択しました。
10分強で泉大津港へ到着!
あまり船に近付くとスタッフに怒られる気がしたので控えめに撮影しました。
ターミナルでは「ふねこ」がお出迎え!地味な印象だった阪九フェリーさんでしたが、ふねこのキャラクター登場でかわいい印象になりました。
「いずみ」に乗船!
既に乗船改札は始まっていたので旅客桟橋から乗船!
乗船すると3層吹き抜けのゴージャスなロビー!グループ会社の新日本海フェリーや東京九州フェリーに雰囲気が似ています。
案内所や売店がありますが、乗船券のQRコードが部屋の鍵になるので船内での手続きは不要でそのままお部屋へ進みました。個室を利用する時に部屋の鍵を貰う光景が過去のものとなってしまい、ちょっと寂しい気もします。
快適なスイートに乗船
今回呑み鉄たこちゃんが選んだお部屋は「スイート」=昔の呼び方で「特等」。バス、トイレ付きのツインルームです。
1つ下の「デラックス」は神戸便だとトイレが付いているのですが、泉大津便には付いていません。トイレがあればデラックスでも十分な気もします。
余談ですが、阪九フェリーの部屋呼称は1段階インフレしているように思います。
QRコードの鍵は反応が良くないのであまり好きではないのですが、先日利用したジャンボフェリー「あおい」と違って乗船用のQRコードと鍵用のQRコードが同じで乗船券1枚で済むのは良かったと思います。
入室したときの景色です。公式サイトによると21.1㎡あるそうです。広い!
お部屋の設備を紹介します。
窓側の椅子とテーブルです。1人用の椅子が向い合せに配置されています。神戸便は2人掛けのソファーにテーブルなのですが、好みが分かれるところだと思います。
ケトル、お茶、お菓子、ボックスティッシュ、ドライヤー
冷蔵庫はお茶2本と水2本が無料サービス
クローゼットです。
使い捨てスリッパ、浴衣、歯ブラシ、ふねこタオル、バスタオル、室内着、毛布がありました。阪九フェリーでは一時期歯ブラシの提供を中止していましたが、苦情が多かったのか?復活して良かったと思います。
バスタオルと室内着がビニールで個別包装されていて、安心して利用できるのは特筆に値します。
空気清浄機
バスルームです。お湯の温度が不安定だったのが残念でした。
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バスルーム用スリッパと足ふきマット
国内宿泊施設のバスルームは、どこで靴を脱ぐのか永遠の謎だと思います。これはここで脱いでね!の意味だと思いますが清掃の人が土足の施設もあり、外国人客はほぼ土足だと思う・・・。
空調は個別調整可能でした。とっても快適!
このクッションはいらないかな?枕に接触させないで!
ホテルと遜色ないこのお部屋に宿泊しながら移動して夫婦で31980円でした。(運賃は毎月変動します。)阪九フェリーではインターネットで予約するだけで20%割引になるので必ず利用したいところです。新幹線で移動してホテルに宿泊したと考えたら割安感があります。(福岡県は宿泊税があるので回避にも有効!)
充実の船内設備!
まだ明るいうちに船首にある「展望ルーム」へ!
他のフェリー会社さんだと船首側に乗客が見ることができる窓がなかったり、個室だったりするのですが、「展望ルーム」の存在は阪九フェリー4隻の魅力と言えるでしょう! 入口が地味なので見逃しやすい?
室内は夜間でも前方の景色を見ることができるように暗くなっていました。
日の長い時期なら出港後も景色を楽しめますが、今回は無理でした。
レストランの隣に「プロムナード」
出港後はお弁当やカップ麺を持ち込んで食事する人たちで常に一杯でした。
「自動販売機コーナー」
ソフトドリンク類は市価、ビールは350ミリ缶300円、500ミリ缶400円と少し高い程度でした。
「大浴場」
お部屋にバス、トイレが付いていたので利用しませんでした。露天風呂も設置されています。
船内の施設について詳細は公式サイトをご覧ください。
泉大津出港、明石海峡へ!
「いずみ」は定刻17時30分、泉大津港を出港しました。この景色、新日本海フェリーの新潟港に似ている気がします。
神戸便では船尾の作業を乗客が見ることはできませんが、泉大津便では可能です。
「いずみ」「ひびき」の特徴ある煙突。スクラバーと呼ばれる排ガス洗浄装置を後から取り付けたので不格好になってしまいました。ルールが厳しくなったのでやむを得ませんね。
夕食をと思ったのですが、レストランに行列ができていたので一旦お部屋へ戻って缶ビールを呑みながら時間調整。
お部屋に冷蔵庫があるのは本当に便利です。2リットルのペットボトルが立てたまま入るのがGOOD!
出港後、約1時間で明石顔峡大橋の下を通過しました。
瀬戸内海の地図と通過予定時刻、簡単な説明がまとめられていたパンフレットがとてもよくできています!
フェリーNo1のレストランで楽しい晩酌
明石海峡大橋通過後、レストランを覗いてみたら混雑が解消していたので入店しました。
フェリーのレストランは効率の良いバイキングスタイルを導入する会社が多くなっていますが、阪九フェリーさんは昔ながらのカフェテリアスタイルです。他にオーダー制の鉄板焼きメニューもありますが人気が高いのでやはり売り切れでした。
全ての料理に丁寧なラップ掛けがなされており、地域柄なのか、おしゃべりしながら料理を選ぶ人が多いのですが、安心して食べることができるのではないでしょうか!
昭和世代にはバイキングよりカフェテリアの方が適量で食べるので健康には良いのではないかと思います。バイキングだとついつい食べ過ぎますから・・・
生ビールがジョッキなのとさり気なく置かれた滑り止めが嬉しいですね。
居酒屋風のメニューが豊富で他にオーダー制の鉄板メニュー、同じ社内でも船によって異なるお勧めメニューもあり、呑み鉄たこちゃん個人の感想ではありますが、国内のフェリーNo1のレストランだと思います。
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レストランで居酒屋気分で楽しんだあとはお部屋で缶ビールで2次会、朝が早いので早めに就寝しました。
新門司港の無料送迎バスに注意?
泉大津便の新門司入港は6時!
朝が早いのでギリギリまで寝て船内での朝食はパスしました。
新門司港からは門司駅と小倉駅への無料送迎バスが運行されています。
前日、泉大津港で無料送迎バスを利用したときにガラガラだったので徒歩客は少ない筈と油断して入港直前まで部屋に居て下船したのですが、下船口は高齢者で混雑しておりバスはまさかの混雑状態!
九州からの団体バスツアー客が無料送迎バスを利用(関西では貸切バスで移動)していたようで、門司駅まで着席できず眠い中辛い時間を過ごしました。
実は「ゆっくりステイ」というサービスがあり、6時入港でも7時15分下船も選択できます。ただし、徒歩乗船の場合、無料送迎バスを利用できなくなります。「ゆっくりステイ」を利用してタクシーを手配 しても良かったかな?とも思いました。
教訓:無料送迎バスの混雑、油断しない!
まとめ:コスパ最強!もはや’海上ホテル’
阪九フェリーの泉大津~新門司航路を利用しました。
夕方乗船、朝下船のフェリーのメリットが最大限に生かせる利用しやすいダイヤで移動と宿泊を兼用できました。
新大阪~小倉間で山陽新幹線をネット予約で利用した場合、2週間前までに予約して変更できない「スーパー早得きっぷ」でも1人13100円、「のぞみ」の正規運賃・料金が15140円であることを考えると、今回利用した「スイート」が1人15990円であることは宿泊費が高騰している今日、割安感を感じる金額だと思います。
普段利用しているビジネスホテルよりも圧倒的な快適性で「海上ホテル」と言っても過言ではありません。以前の阪九フェリーのコピーで「瀬戸内海にチェックイン」とありましたが、まさにそのとおりでした。
瀬戸内海なので船が大きく揺れる心配がほとんどないのも大きなメリットです。レストランでの食事や瀬戸内海に架かる架橋や夜景を見物するなど、船旅も楽しめました。
名門大洋フェリーと似たような区間を結ぶ航路ですが、船内のサービスや雰囲気が全く異なり、乗り比べが楽しめました。名門大洋フェリーの大阪南港は駅が近くで便利ですが、船内サービスは実用的でビジネスホテルの雰囲気。阪九フェリーは泉大津港がやや不便ですが、船が豪華です。どちらにも長所と短所があるので目的に合わせて使い分けるといいかと思います。