道南いさりび鉄道になる前の江差線<日本縦断紀行Classic 23日目-1 木古内> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

 函館 ('03.9.23)

 

2003年9月23日(祝)。
昨日の疲れからか、危うく寝過ごしそうになる。
ホテルのモーニングコールが、繰り返し鳴るタイプのもので良かった。
朝市で「うにいくら丼」を食べ、駅へ向かう。

 

昨日の夜、湯の川からタクシーを使ったせいで、特急料金を払う余裕がない。
(特急で青森へ行くと\4,830。現在のゲーム路銀(\3,780)では足りない)

 


10時7分発の、江差(えさし)線・江差行きの普通列車に乗る。
9時50分にホームへ出ると、既に2両編成の気動車がスタンバイしていた。

 

※江差線の五稜郭-木古内間は、2016年に北海道新幹線が開業した際、第三セクター・道南いさりび鉄道の区間となりました。

 

 

 

五稜郭駅から函館本線と分かれ、西へ進んでいく。
しばらくは住宅街の中を走るが、上磯を過ぎると少しずつ緑が多くなる。
ついには森となり、左側には海が見え始める。
もう一度深い森に入り、トンネルを抜けると、

 


左手の視界が開け、海が広がる。
島のように見えるのは、函館山。
この後、茂辺地を過ぎると、松前半島も姿を現した。

 


トラピスト修道院の最寄り駅、渡島当別(おしまとうべつ)で、列車すれ違いのために6分停車。
後ろの席の子供が、ゲームボーイアドバンスに興じているが、静寂がその音すらかき消してしまいそうな、穏やかな空気。
すれ違ったのは客車列車だが、北斗星にしては短い。
客車の回送だろうか?

 

 

出発。再び海が広がる。
日差しが強く、暑いので、少し窓を開ける。
風が入ってきて、ガラスの外の世界とつながっていることを実感。

 


泉沢駅のホームにコスモスが咲いていた。

 

札苅でドラえもん列車とすれ違った。
次の木古内は江差線と海峡線の分岐駅。
このまま乗ってると江差方面に連れてかれるので、ここで下車して乗り換える。

 

※江差線の木古内-江差間は、2014年に廃止されました。海峡線は北海道新幹線に転用されています。

 

 

 

 

 木古内(きこない)

↑(~五稜郭~七重浜(ななえはま)~東久根別(ひがしくねべつ)~久根別~清川口~上磯(かみいそ)~茂辺地(もへじ)~渡島当別(おしまとうべつ)~釜谷(かまや)~泉沢~札苅(さつかり)~)

 


跨線橋を駆け上がって、1番線に移動。
特急「白鳥」がやってきた。

 

2002年12月、快速「海峡」が廃止されたことで、木古内から先は、特急(と夜行急行「はまなす」)しか通らない区間となった。
そのため、石勝線(新夕張-新得間は普通料金で特急列車に乗れる)と同様、津軽海峡線でも、木古内-蟹田間では、普通料金で特急列車に乗れるようになったのだ。

※この特例は北海道新幹線開業時に廃止されました。

 

 


木古内から先は海から離れ、山の中を通っていく。
線路はひたすらまっすぐ。山々をトンネルで突き抜ける。

 

知内駅を通過して、遂に青函トンネルへ。
もっとも、それまでいくつもトンネルを抜けてきたので、アナウンスがないといつ青函トンネルに入ったかわからないくらいなのだが。
特急白鳥は、国鉄時代からある485系を改装した車両なのだが、まったくの新車と見まごうほど、内装も外装もきれい。
自由席でも座り心地はいいし、トイレも清潔。
こういう特急タイプの電車が、地下鉄のように長時間地下を走っているのは、何か変な感覚。
しかも、再び地上の光を見る前に、私は電車を降りるので、なおさら地下鉄感覚。

 

 竜飛海底

↑(~<知内(しりうち)~吉岡海底~>)

 


スタートから1道1県め、青森県に到達!

 

※知内駅は2014年に廃止され、湯の里知内信号場となりました。
吉岡海底駅は北海道新幹線建設の際の資材基地とするため、2006年8月から休業。2014年に廃止され、現在は保守・避難用施設の「吉岡定点」となっています。
竜飛海底駅は2013年より休止、2014年に廃止され、保守・避難施設の「竜飛定点」となっています。


「竜飛海底駅からケーブルカーで本州上陸!(竜飛海底→龍飛崎)」へ続く)

 

はこぶら(函館市公式観光サイト) JR北海道 道南いさりび鉄道
北斗市観光協会 木古内町観光情報 北海道公式観光サイト 青森県観光情報サイト

 



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