前回リエッセが使用されている西武バス泉38系統の紹介をしましたが今回は派生路線かつ免許維持路線の泉38-2西武車庫前行きに乗ってみました。

路線を詳しく解説しながら乗っていきましょう。

 

この路線の大きな特徴は一日に一本しかないだけでなく免許維持路線を兼ねていることです。

googlemapからの引用です。この地図を用いりながら説明します。上が長久保、下が大泉学園駅方面です。

ピンクのラインがメインの泉38です。真ん中あたりの交差点を→に曲がって大泉桜高校、東映撮影所前を経由して大泉学園駅北口に向かいます。

それに対し今回乗る泉38-2(緑のライン)はあの交差点を←に曲がり大泉幼稚園前を経由し、大泉学園通りにでます。学園橋、整備工場前、大泉学園駅南口を経由して西武車庫まで運転します。この大泉幼稚園前の周りの区間が一日一本しかない独自区間というやつです。

長久保には大泉学園駅の位置が違う微妙にわかりにくい路線図がありますが図のように大泉小学校前で分岐します。

 

そしてこちらが免許維持路線区間の大泉幼稚園前停留所です。夜はもちろん暗くてわかりにくいので事前に昼間に行ってきました。

 
バス停にはバスが止まるスペースがあります。周辺はこのような住宅街です。2枚目の先をまっすぐ進むと西武バスがたくさん通っている大泉学園通りに出れます。大泉郵便局がこのバス停の最寄り停留所だと思われます。

 

大泉幼稚園前という停留所は一日に一本しか通らないバス停になっています。名前の通りすぐ近くに幼稚園がありますが想像の通りアクセスにはなっていませんね。Google mapでもこの停留所はなかったことにされています。

 

それでは長久保から乗っていきます。長久保19時20分発です。

長久保の時点では私一人でしたが途中一人乗車しました。

いよいよ一日一本ゾーンに突入します。

これですね。一日一回しか見れない案内です。

独自区間を走ります。具体的に説明すると上の地図の路線が分岐した後のところです。

暗くて全然よくわからないけどこの時間めっちゃ楽しかったです。感覚としては鉄道のレア種別や一日に一本しかない行先の列車に乗っている感触と同じです。たぶんこのブログを見ている人なら伝わると思うんですが。

 

バスでよく通る学園通りをリエッセで走るのは新鮮ですね。

独自区間を抜けた学園通りの区間でもう一人乗車しましたが二人とも大泉学園駅南口で降車しました。

 

バス自体は特に足止めくらいことなくスルスルと駆け抜けていきましたが思いのほか遅れていました。免許維持路線あるあるかもしれませんが時間設定に関してはがばがばだったりします。

 

駅から乗る人がいるのではないかと予想していましたがそんなことはなく足早に駅を去ってしまいました。大泉学園駅南口を経由し、吉祥寺や阿佐ヶ谷、上石神井等に向かうバスは大抵駅で少し停車しますが今回乗ったこの泉38-2にはそんなものはございません。

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車内もこのように私だけです。夜のバス旅も悪くないですね。

長久保から30分、大泉学園駅から10分ほどで終点西武車庫前です。

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終点では道路上の停留所に降ろされます。そして車庫にさっさと回送され給油していました。

中身が濃いようであっけない免許維持路線の旅でした。
 
もう一つの放射七号を経由する免許維持路線泉38-1なんですが西武車庫前朝6時38分、大泉学園駅6時42分発というきつめのダイヤなので気合いで乗りに行こうとは考えています。こちらも38-2以上に書きたいことがあるので是非取り上げたい路線です。