さて、溜まっている記事を消化する時期に入ってきた?ようで......。

 

今回は、近鉄1420系をご紹介します。

熊本市電8200形や新京成8800形とともにVVVFインバータを早期に採用した車両で、近鉄においてのVVVFインバータ制御の試作車となっています。

登場当時は1250系(VC21)という形式でしたが、のちに1420系(VW21)に改められたという特殊な経歴もあります。

 

近鉄にとって特別な存在であるため、このようなエンブレムも付いているという豪華仕様です。

試作車なので2両1編成しかいません。レア貴重です。

 

さて、実車の紹介はこれくらいにして、改造工程に続きます。

種車はいつもの阪急8000系です。

いつも割れる割れると言っていますが、当時(2023年)の技術では私鉄金型から作るのが最適解だと思っていました。

 

画像のようにプラ板を切り出して補強用に使います。

面倒くさがりなのでシルエットカメオにて切り出しました。

0.3mm厚を4枚ほど重ねたので強度的には問題ないハズ。

(のちに思いもよらぬ箇所が大破してしまうのですがね......)

裏から見るとこんな感じです。

これくらいやらないと阪急8000は簡単に割れます。

しかし屋根の作りが好みなので種車として使ってしまいがちで憎めない......。

続いて屋根です。

 

クーラーの位置を変えたり、アンテナを移設したりして再現します。

屋根肩のランボードについては、ウェーブから発売されている「三角棒②1.0mm」を使用しました。

Amazonでも買えるので便利です。

余談ですが、E235系からE233系を作るのにも使えます。

顔については1400系を作ったときの余りを使います。

1420系はVVVFインバータ制御ですが1400系は界磁チョッパ制御。

制御方式が違っても同じ顔を使ってしまうのが近鉄電車の面白さです。

 

続いて表面処理をし、サフを吹いてから塗装に入ります。

まずはグリーンマックスの小田急アイボリーで塗装しました。

 

マスキングをして近鉄マルーンを塗り、色差しをしたら完成!

と言いたかったのですが、

ネジ棒が割れましたorz......。

車体が割れるということは同じ素材のネジ棒も割れるということです。

運転会に向けての出発1時間前だったこともあり、両面テープで補修を行いました。

 

そして......完成です!

こちらも前回の名鉄1800系の旧塗装と同じ、2023年3月の各務原桜祭り運転会で走行しました。

 

実は隹くんと見事に新作が被りまして、一緒に撮影も行いました。

この時点で実車数越え。

プラレール運転会ではあるあるです。

運転会の他の画像は1800系の記事に出してしまったのでこちらでは割愛させていただきます。

 

というわけで今回の記事はここまで。

「プラレールで近鉄電車を作る」はまだまだ続きますよ。

 

ではまたっ!!!