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またひとつの時代が終わった
鉄道のアナウンスの第一人者である津田さん
2025年1月13日、声優の津田英治さんが亡くなられた。
鉄道好きならば、彼の名前と声を知らない人などいないでしょう。
津田さんが亡くなられたことが発表されたのが、大阪メトロ中央線が夢洲まで延伸される前日の1月18日だったことで、より衝撃が走ったという鉄道好きも少なくない。
大阪メトロ中央線と近鉄けいはんな線は相互直通運転をしているが、中央線では1999年まで、けいはんな線では車内放送で18日まで津田さんによる音声で流していて、19日からは有田洋之さんに統一されたからです。
津田さんによる車内放送などは、JR西日本の大阪環状線などでいまでも聞けますので、そこは安堵かなと。そうはいっても、いつ切り替わってもおかしくないけど。
「またひとつ」とタイトルに付けたのは、2009年3月14日に鉄道写真家の真島満秀さんが亡くなられて以来だからですね。
真島さんが亡くなられた日はJRグループのダイヤ改正の日と重なり、奇しくも東京〜九州方面の寝台特急の運行最終日だったので、鉄道好きの間では「真島さんはブルトレで旅立ってしまった」というのが、いまなお語り草になっています。
鉄道ジャーナルは休刊へ
もうひとつ。
鉄道雑誌の「鉄道ジャーナル」が、4月21日に発売予定の6月号をもって休刊となることが発表された。
出版不況の厳しさも一因とあったし、ネットで新鮮な情報も入るのも影響していたことでしょうしね。
鉄道ジャーナルは、鉄道ライターの種村直樹さん(2014年死去)によるレポートや専属カメラマンを務めていた鉄道写真家の沖勝則さん(2006年死去)による写真などに影響を受けてきた人も多いことだろう。
鉄道写真家の中井精也さんも「鉄道カメラマンとしての僕を育ててくれた雑誌だけにとても残念でなりません」とXにポストしているくらいですので。
「レイル・マガジン」(ネコ・パブリッシング社)も誌面発行は2022年3月号をもって不定期の刊行になってしまったので、月刊の鉄道雑誌は「鉄道ファン」と「鉄道ダイヤ情報」のみになってしまう。
ちなみに、レイル・マガジンは僕自身にとって数多くお世話になってきた雑誌です。中でも「今日の一枚」に掲載されたのをきっかけに、特集でも使ってもらったりしていましたから。
不定期刊行・ネットでも発信を続けている「レイル・マガジン」と違って、「鉄道ジャーナル」はネットに移行することもなく、終焉を迎えることになるみたいです。そして、会社が今後も存続するのか、清算してしまうかどうかもわからないけど。
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