元号を超えた“新車”東武10000系亀戸線(・大師線)へ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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ここ10年ほど、折々に利用する機会が増えたのが東武亀戸線。

それは、東武鉄道そのものにも刺激をもたらし、完乗を達成したり追い風になる部分も多々。

亀戸線内でも一番利用率が高いのは亀戸〜東あずま間という、35年前に初めて東武線に乗った時には

おおよそ予想のつかないことにはなってはいるが、次第に希少になりつつある8000系と共に…

昨年の春には特別塗装編成のうち【緑亀】が引退し、改めて記録に回ったこともあったが。

そんな東武亀戸線、新年早々ビッグニュースが飛び込んできた。


新車、運転開始!?


…どういうことなのかというと、昨年秋頃から試運転が繰り返されてきた10000系が、7日から突如

営業運転を開始したということを、いつもお世話になっている劇団の代表のXで知った。

しかも、1984(昭和59)年製の11201Fだったから2度びっくり。

野田線の8000系8111Fの時に次ぐ、実に車齢40年超の“新車”のデビューか…


と思っていたが。


実は新製当初、2R車は亀戸線・大師線に営業に入っていたことがあったらしい。

まだ未更新原型顔の8000系に混じって走っていたらしいのだが、比較して空転しやすかっただとか

しまいには西新井駅の車止めに衝突したとかで、平成初期には“出入り禁止”になっていたようで…

以来8000系が細々往復するだけの、都会のローカル支線となってしまっていた。


ということで、早速行くタイミングで記録に巡ろうと考えていたが…

12日の日曜日はまさかの運用入りせず。

どうやら、運用そのものは群馬方面の支線各線と共通のようである。

14日火曜日、たまたま曳舟を通った時に遭遇することができたが、

来たのは、10050系11263F!


10000系や10030系は入線歴があったようだが、10050系(10030型50番台)は初運用。

それにしても、曳舟駅5番線にステンレス車がいる違和感はやっぱり半端ない。


しかも、亀戸方は堂々2個のパンタグラフが上昇。

前パン好きな方々には堪らないスタイルである。


そして、また18日土曜日に行った時には運用に入らず。

昨日、改めて赴いた時にようやく初乗車と相成った。

2回も見ると、流石に慣れてくる。


待っていた乗客からは、方々から


新車だ!


との声が聞こえてくる。


まぁ正解といえば正解。

でも、ちょっと違う。


フルカラーLEDも、また新鮮。


11263Fは、1995(平成7)年製。

今年41年目の11201Fほどじゃないにせよ、ついに今年で製造から30年ということになる。

なお、同系列の中ではというか、東武鉄道の電車でも比較的珍しい東急車輌製。


車内は20400系と同様に大幅にリニューアル。

なんと、運転台機器も取り替えられ、左手ワンハンドル式となっていた。

だが床下から聞こえてくるのは界磁チョッパ制御・直流モーターのままで、これまた違和感が強い。


だが、もともと出して60km/h程度の路線ゆえ、なんとなく走行に慎重感が漂う。

本線のようなフルパワーには程遠く、余力を残しながら走っている。


しばらくは、1本のみ入れて様子を見るようだ。


これから先、リニューアルが進めば2本並びも見られる時が来るだろうか?


…そして、亀戸線各駅も歩いてみる。

亀戸水神にて


元号を跨いで、新たな活躍を始めた10000系。


構内踏切とともに、新たな風景を見せてくれるようになった。


今度は11201Fが運用に入ったタイミングで、記録に歩きたいと考えている。


小村井にて


ここでは、まだまだ新車。


少しずつ、時代は動いている。

その動きに敏感に、漏らさないように。

そしてそれは、消えゆくものに対しても…