私の頭の中の予定では今日は駅メモ!というスマホ位置情報アプリのために電車に乗りに行って、ついでに何か秋葉原で買い物しようみたいな計画でしたが、ぐだぐだやっているうちにおでかけもままならずになっております。
スプリングポイントが気になって色々と調べたというか、少し検索しただけですが。阪堺のを以前見たような記憶ありました。が、これが鉄道模型で使えるものだとは思ってもみなかったわけで。改めて、情報というものは利用する人の認知でこうも変わるものなのですな。
で、線路をスプリング式に改造している例があるかと思ったら、動画界隈に確かにあるにはありましたが、ぱっと見、機構まで惜しげもなくオープンにしてくれているのは、プラレール派の方達でした。
まずは、ボールペンのスプリングを使っている例。
あれ、プラ棒とプラレールの接着に模型用のセメント使ってるぞ。何か最近のプラレールは軟質ビニールでなくて、硬質の素材に変わってるようで、そのせいだろうか。プラモのセメントで接着できるなら、千葉都市モノレールづくりが簡単になります。このUP主さんはバラスト撒いたりしてジオラマ的なこともやられていて、何か木工用ボンドでスチレンボードとかプラ段にプラレール接着してるんですが。え、もしかしたら、木工用ボンドで行けるんだろうか? 私の勝手な思い込みで袋小路に入っていたんだろうか。
そして、プラレール改造といえば、えちごやさんですよ。やっぱ。とにかく、この人の実験精神というか、工作アイディアはスンバラしい。確か、蒸気機関駆動のプラレールをやってましたよね。振り子式もすごいけど。いやぁ、プラレール界隈はすごい。
そして、スプリングポイントでも、この方のアイディアというか、工作経験から来る知恵がすごくて、プラ板の小片を切り出すだけで、いとも簡単にプラレールのスプリングポイント化を実現してました。さらには家庭ごみになってそうなプラ系の素材、ブリスターパックのビニールで代用するとか、貧鉄である私が泣いて喜ぶようなヒントもくれてますよ。えちごや、お主、本当にワルよのぉ(褒めてますよ)。
このプラ板なりプラ系素材の帯(小片、ストリップ)をバネにするという発想、これが私の千葉都市モノレールの走行メカに大きな示唆を与えてくれました。何に困っていたかというと、仮にエンドレスで周回軌道を作ったとして、それにどうやって懸垂式の車両を搬入するのかということなわけです。まぁ、懸垂動力部分と車両を着脱式にして、車輪の部分を上から軌道に入れて、下から車両をネジどめでもすると、こういう感じかと思うのですが。ただ、実際はどうなっているかというと、この懸垂式軌道にもポイントがあって、車両基地はあるわけで、その分岐の機構を写真とか動画で見て、悩んでしまったわけです。工場から運ばれた車両を搬入する仕組みが絶対にあるはずなんです。一体これ、どうやって模型化するんだ? と。
でも、このプラ板の帯のスプリングだったら、何か簡単に実現できるんじゃないかと(実際試したら、ダメだったというオチかもしれませんけど)。分岐ができたら、車両の入線も楽だし、線形もバリエーション増えていく訳です(いや、そこまで本格化するかは未定ですが、もう入線の仕組みとエンドレスでもいいと思ってます)。
いやぁ、こうなったら、自分でやってみたくなってしまいます。それで、メルクリンとカツミ・エンドウのポイントを眺めてみました。
まず、メルクリン。スプリング入ってました。愕然としました。これジャンク品買って一応動作検証のために動かした記憶あるんですが、動いたんです。ワイヤーの配線が無理に剥がされたのか、接続切れてたんですが。え、メルクリンのポイントってスプリングポイント式なの? これ初耳です、もちろん。いやぁ、びっくらこいた。確か分解した時に何でこんなの付いているだ、と思ったけれど。あの時は気にも止めなかった。てことは、3rdレールを使わずに、左右の線路に+、ーを供給したら、無改造で16.5mmのスプリングポイントとして使える、ってことなんだろうか。??? え、確か、左右の線路に+、ーを切り分けて入れられないんじゃなかったっけ?(つまり、メルクリンの線路を2線式のHO線路とは接続できない?)。
続いて、カツミの金属道床も眺めてみました。おや、これも一応スプリング入っている。最も古い形式と思われる手動ポイントはバネがありました。エンドウのソレノイド切替機が付いてた電動ポイントにはスプリング入ってません。いやぁ、この古参の手動ポイント、結構なジャンクでレバーの効きが悪いし、その原因がスプリングで引っ張られて、レバーが道床に開けられたスリットに干渉してしまうことみたい。うーん、設計がちと悪いんではないだろうか。いや、そもそものこのスプリングの意図って何? こっちはメルクリンと違って、常に本線側に戻るという役目を果たしてません。メルクリンは手で切り替えても、戻っていきます。だから、「お、これ天然スプリングポイント式の設計?」と私は判断したんですが。カツミのは意味わからん。バネの恩恵は手動レバーが操作中に逆戻りしないように、臨界点を超えてどちらかに傾けた場合に、さらにその先の方向へ倒れやすくしている、程度の狙いに思えます。まぁ、違うかもしれないけれど、メルクリンとは意図が違うと思います。
うーん、まあ古いTMS読んでも、こんなの解説している記事ないと思う。だって、シノハラのフレキでレイアウト作るというのが標準的な作法で、お座敷運転のカツミ/エンドウの線路システムの使い方なんか解説されてないと思ったけど。私の子供の頃の記憶だけど。もしかしたら、お座敷運転派という人たちがいて、そういう方が何か記事書いてたかもしれないけど、肩身は狭かったと思います。あー、結局、わかんないことだらけ。