前日に滞在していた高松からジェットスター便で成田へやって来ました。
第3ターミナルから、通称・陸上トラックと呼ばれる通路を延々と第2ターミナルまで歩いていきます。
一応、シャトルバスもあるのですが、待っているより歩いた方が早かったので、歩いていきました。
第二ターミナルの京成電鉄の出口改札付近にやって来ました。普通の方はここからスカイライナーやNEXに乗るのでしょうが、私はちょっと特殊な方法で、成田空港を抜けてみたいと思います。
そう、ここから同じ京成線の東成田へ向かう連絡通路があるのです。御覧の通り、人気はほぼありません。写真の右側にある通路も広くて、余計にガランとした雰囲気がしますね。(以前はこの辺で身分証提示をしてたのかな?)
通路に入ると・・・なんでしょう、この圧迫感。(笑)
天井が低いのもありますが、殺風景過ぎて怖ささえ覚えます。
広告欄はありますが、ほぼ何もポスターは入ってません。まあ、掲示した所で広告効果はほぼないでしょう。
めっちゃ監視されてる感じが・・・
通路の長さは500メートルで、これは羽田空港の第一⇔第二の連絡通路とほぼ一緒なんですけどね・・・。何もない、そして人がいないことで、永遠の長さに感じます。
通路は逆L字になっており、ほぼ中間地点で90度曲がります。なお、東成田駅までですれ違ったのは、空港の職員さんと思われる方1名のみでした。
そんでもって、到着した東成田駅。改札だけみれば、ちょっと古めの地下駅という感じ。駅員さんもいらっしゃいます。
ですが、駅のコンコースはフェンスで囲まれた空間が多数存在します。せめてもの、で歴代のスカイライナーのポスターが貼られています。
ちょっくら手を伸ばして中を撮ってみると、コンコースの続きがあります。
皆様ご存知でしょうが、現在の成田空港駅ができるまでは、この駅が成田空港駅でした。多くの乗客を裁くために広いコンコースが存在したのですよね。
壁面や装飾は、閉鎖当時のままのようで、中央の柱の広告は、今は亡き「武富士」です。しかも、あのダンスで有名になる前のやつ。
スカイライナーのりばの改札もそのまま。「自動化きっぷ入り口」という表現が時代を感じます。
お手洗いの表記も、完全に昭和テイストです。たま~に駅見学ツアーがあるようですが、ぜひ行ってみたいですね。
出口へと続く階段も、今は行き交う人の影はありません。
エスカレーターも運転を停止しており、ただの階段と化しています。運転していない旨を伝える看板の書体も懐かしいものです。
ここにも広告がうっすら残っています。「ペリカン便」って久しぶりに見ました。今は「ゆうパック」に統合されています。
和のテイストが溢れるモザイク画。国の玄関口としての威厳がまだ残っています。
改札内もエスカレーターが停まっていたり、薄暗かったりと廃墟感があります。複数あったであろうホームへの階段も、今は1カ所のみ開放されています。
ホームに降りました。現在は1面2線のみの仕様ですが、成田空港駅時代は2面4線を使用していました。
御覧の通り、現在使用されていないホームの駅名標は「成田空港」のまま。完全に時が止まってしまっています。
ベンチの広告もそのまま。「若松本店」は成田山新勝寺の門前旅館だそうです。
芝山千代田行きの電車が来ました。ホントはもっと東成田駅に滞在しようと思っていたのですが、「折角ここまで来たなら」と、この電車に乗ることに。
東成田駅、またゆっくり来たいです・・・