こんにちは。
前回の続きです。
室戸市の北部にある、26番札所の金剛頂寺にきました。
山門から入場します。
本堂、大師堂です。
やや小高いところにあるため、太平洋を見ることができます。
27番札所に向かう途中、レトロな街並みがあったので立ち寄りました。
室戸市の北部にある、吉良川という地区で、土佐漆喰の白壁と水切り瓦の建物が並んでおり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
もともとは林業が盛んなことから土佐備長炭の積出港として栄えたエリアだそうで、その際の建物が残っているそうです。
この日は秋祭りがあるそうで、白壁の建物の間を山車が通っていきました。
この後御田八幡宮という神社まで行き、奉納行事があるようです。
山車は花台といい、本来は山車の上に花飾りがたくさんついているそうなのですが、コロナの影響で業者が廃業してしまったため、飾りをつけられなかったそうです。
本当に建物と建物の間のギリギリのスペースを通ります。
風情があっていいですね、
山車を見届け、吉良川地区を後にします。
もう少し西に進み、田野町にある田野駅屋という地場産品直販所に立ち寄りました。
地物の野菜や果物がたくさんありました。
土佐くろしお鉄道の田野駅のすぐ横なので、鉄道でのアクセスが便利です。
27番札所の神峯寺に来ました。
26番札所からは離れており、車で1時間近くかかりました。
ここがなかなかの難所で、山をかなり上がってきたところにあります。
急カーブの狭い道路のため、離合するのも大変でした。
こんな感じで山の中腹にあります。
山門から入り、5分ほど歩きます。
境内には神峯の水という湧水があり、冷たくて美味しかったです。
お遍路さんの喉を潤す水ですね。
本堂、大師堂をまわりました。
続いて、28番札所の大日寺に来ました。
香南市にあり、ここも27番札所から1時間ほどかかりました。
この日は境内で雅楽のイベントがあり,パイプ椅子が用意されており、多くの方が見学していました。プレゼントで饅頭などをいただきました。
左にあるのが本堂です。
続いて、大日寺から15分くらいのところにある龍河洞にきました。
最終入場時間ギリギリで到着しました。
龍河洞の入り口までは階段で向かいます。
階段とエスカレーターがありますがら段数があるので無理せずエスカレーターを利用するのが良いです。
入場料は1200円になります。
龍河洞は三大鍾乳洞として有名で、残り2つは岩手県の龍泉洞と山口県の秋芳洞です。
おそらくこの龍河洞が1番マイナーではないかと思います。
龍河洞は全長4kmあるのですが、そのうち1kmが観光用として公開されています。
中に入ります。
入ってすぐは通路の幅もあり、歩きやすいです。
しかし、先に進んでいくとすれ違えないくらい狭い箇所もあります。
こちらは石花殿といい、小さな花びら状の方解石が放射状に集まり、無数に点在している現象です。
こちらは千仞の間(せんじんのま)といい、天井がとても高い所です。龍河洞が立体的な構造になっていることがわかります。
道中、透き通った水が流れています。
こちらは雲の架け橋です。
地下水で石灰石がアーチの形に溶け残ったことにより、このような形になっています。
こちらは飛龍の滝です。
龍河洞で2番目に大きい滝で、雨の日になると飛龍のような瀑布となるそうです。
その先すぐに1番大きな滝があります。
記念の滝といい、高さは洞窟内でなんと11mもあり、写真には入りきらなかったです。
昭和6年に山内浩氏がこの滝の奥を探索したところ、さらに奥に洞窟が広がっていることを発見したそうです。
天降石(左)と絞り幕(右)です。
左の天降石龍河洞最大の石柱で、こちらも高さは11mほどだそうです。
鍾乳石が100年で1cmの成長なので、10万年以上かけて形成されたということになります。
こちらは前の千本奥の千本です。
鍾乳石がさまざまな形でたくさん形成されています。
クラゲ石です。
たしかにクラゲそっくりの形をしています。
さらに奥へと進みます。
音無の滝です。
鍾乳石でできているので当然ですね笑
このように鍾乳石が平らに広がっている部分もあります。
こちらが玉簾の滝です。
かなり大きく、よくこんな形にできたなという印象です。
双葉山のへそすり石です。
横綱双葉山がここを通ったとき、へそを擦りむいたことから名付けられています。
力士の体型で鍾乳洞に入ると大変ですね。
右上はシャンデリアのようになっています。
ここから階段を上がっていきます。
結構高さがあるため、足腰に不安がある方だと大変かもしれません。
階段の途中、さまざまな形の鍾乳石がたくさん両側に形成されていました。
お釈迦様と聖母マリア様にみえる鍾乳石が真上にあります。
こちらは逢坂峠と名付けられており、階段の1番上まで来ました。
洞窟を見下ろすと、とても広い空間となっています。
1番洞内で大きい所だそうです。
ここではプロジェクターでの龍河洞についての上映がありました。
鍾乳洞にいくとよくある、壺を置いたら鍾乳石に包まれる実験をしていました。
昭和12年から置いてあるそうです。
わかりにくいのですが、壁面に神の壺という壺が埋まっており、弥生時代に使われていた壺が方解石に覆われています。
先人がここで生活をしていた貴重な資料の1つです。
こちらは炉址といい、古代の人々がここで炊事をしていた跡だそうです。
これも鍾乳洞で生活していた記録の1つですね。
見学を終え、出口から出てきました。
入口と出口が異なり、出口は山の上になるため、
ここから階段を下り、入口方面へと戻りました。
これもまた段数がかなりあり、龍河洞の見学時に体力を残しておかないといけません。
標高差があり、龍河洞が立体的であることがよくわかりました。
今日はここまで。
次回をお楽しみに!