近鉄大阪難波駅1番線の観光特急しまかぜの1号車乗車位置で待っていると
20分前に下り3番線から引き上げていった「しまかぜ」が戻ってきました。
扉が開いて、
中に入ります。
そのまま前方に進んで
先頭から見た様子、
先頭1号車はプレミアムシート、
1+2の横3列のシートレイアウト、
プレミアムといってもしまかぜにはひのとりやアーバンなど他の特急に設定されているレギュラーシートに該当する座席グレードは無く、あとは和洋の個室とサロン席のみ。
1、2、5、6号車がプレミアムシートで3号車がカフェ車両、4号車がサロン+個室車両という内訳、
レギュラーシート設定無しの特別車のみで構成された「観光特急」という位置付けなのでこの前に乗った「あをによし」や「青の交響曲」寄りの編成、
ただ、前述の2車よりも運行区間が長く乗車時間も長くなることから個室を除く座席は変則的なレイアウトやデザインの独自性よりもリクライニング機能などアメニティ重視になっています。
と、この前の「あをによし」の時同様に無断で車内に侵入して御託を並べているやばいヤツみたいな展開になっていますが、
(参照:近鉄チケットレス特急券発売サービスサイト購入画面から)
今回も座席はちゃんと取っていて、
座席番号はなんと8A、
といってもこの8A系に触発されてこの席を取ったわけではなく、
しまかぜの先頭車両の席は9列あって下り前面展望の前から2列目の1人掛けの席がたまたま8Aだったから、
1か月前の予約開始時間直後に確保しました。
二人掛けの方の席番号は8B、8C、
8A系にはまだ未乗車、それより先にしまかぜの8A席に乗車することになりました。
前面展望最前列の9A~Cはこんな感じに、前に座席が無いため背面テーブルの代わりに固定テーブルが付いていますが、眺望と引き換えにテーブルがかなり狭くなります。
2列目以降のこの背面テーブルの方が大きくて使い勝手がよさそうです。
肘掛の中には引き出し式の収納テーブルもあって、
展開式になっていて以前乗ったひのとりや阪急PRiVACE(プライベース)のように、
片面でも両面でも使用できます。
最前列だと固定テーブルが小さく遠いので飲食をする際にはこちらを使用することになりそうです。
背面テーブルとの併用も可能、身動きが取りにくくなりますが置くスペースはかなり広くなります。
シートの位置合わせなどの操作系は肘掛の内側にあります、
なんとマッサージ機能まで付いています。
背もたれを倒してフットレスト展開、
背もたれの枕には
この位置には定番のロゴ、
読書灯点灯、
遮光カーテンの操作は窓枠の下のこの位置、
カーテン降下、
充電コンセントは操作系スイッチのすぐ横のこの位置、
空調の吹き出し口の調整は手動、
これらの詳しい説明はシートバックポケットに備え付けの冊子にも記されています。
あとそのゴム網のポケットですが、
最初の方で紹介した前面展望最前列には前に座席が無いためこの網ポケットは無く冊子以外のものは入れられないのですが、
最前列とは反対側、最後部の連結部端の席、
折り返しで進行方向が逆になると座席がこれとは前後逆に転換されるのですが
こちらも前に座席が無いので背面テーブルもゴム網ポケットもありません。
その代わりに折り畳みテーブルが付いていて先頭展望席の固定テーブルより大型になっています、
去年乗車した汎用特急22600系Aceでも同様でしたが、
しまかぜの場合木目なので畳んだ状態のテーブルがなんだかまな板が並んでいるみたいで車内移動する時に二度見してしまいました。
最後に、
以前乗車したひのとりの座席と比較、
床の色が違っていたので全然違う印象を持っていたのですが、スイッチの位置などは異なるものの意外にも似ていました。
しまかぜよりも7年後発なので最新型のバックシェル方式を採用、背もたれを倒しても後席に気を遣わずに済む機構です。
この時も背面テーブルもゴム網ポケットもありませんでしたがそんなに不便に感じることはなかったのでそこまで気にする必要も無いのかも知れません。