かつては大阪上本町〜榛原間での運行が多く、榛原の5番のりばで折り返す姿が日常的に見られた大阪線の準急系統ですが現在は大阪上本町〜大和朝倉間の列車も多くなり、時間帯によっては榛原の5番のりばに発着する姿を見ることが出来なくなっているので「準急系統も衰退か・・・」って思うこともあります。日中は大阪上本町〜近鉄八尾間のみ準急運転を行う区間準急が多く、各駅停車の区間の方が長いため実質通過駅のある普通電車のようなものです。
(2024.9.21 法善寺〜恩智間にて撮影)
大阪上本町行き準急に充当される1422系VW23ほか6両編成です。更新工事により種別・行先表示はフルカラーLED化され、前照灯と標識灯(種別灯・尾灯)の位置が入れ替わったため雰囲気がガラッと変わりましたが前面にも転落防止幌が取り付けられたことでゴツくなった感じもしており、連結時の安全対策とは言えスッキリした姿が失われたのは残念です。
(2024.9.21 法善寺〜恩智間にて撮影)
続いては大阪上本町行き区間準急に充当されるVW25ほか6両編成です。緑色の種別表示と左側のみ点灯の種別灯のおかけで見た目は準急と殆ど変わりませんが英語表記が「SUB.SEMI-EXP」になり、「SEMI-EXP」の準急に比べ長い2段表記になるためそれで区別が出来ます。日本語表記の場合は縦書きで「区間」が追加されますが更新前に使われていた幕に比べると区別しやすくなっており、若干ではあるものの改善されていると感じます。