101系に置換直前、最終日前々日の尻手駅(土曜日)でも撮影者等はとても少ない。
11/17月から101系の営業運転が開始。1/17月のもう1運用が最終運転であったらしい。
ただしイベント的なセレモニー等は、特になかったと聞いた。
今回もクハ16215から。正面画像から、同じ旧30系からのクハ16211との違いあり。
最末期(1980年頃の比較)で、運転席ワイパーの取付、テールランプ上のステップ、
その下のステップの大きさ等に違いあり。この比較の詳細等は、クハ16211で予定。
(行先表示板の縦桟については、修正で削除いたしました。)
車内も、運転室側と連結面側それぞれ画像があり、掲載。本線運用中の画像では
広告が多いことに対し、支線運用中ではそれが少ない点に差があった?
1980/10/04 南武支線 浜川崎、16215車内、運転室側
当時稼働の、昭和の初めに製造された電車の最末期。見た目だけでも風格を感じる。
特に旧30系は窓が小さい。そのため次の旧31系に比べて特に古風な印象が付きまとう。
1980/11/16 南武線 矢向、左11244/16215右
左の旧31系クモハ11244(モハ31072、1931年製、窓高さ870㎜)と比べ、右の旧30系
クハ16215(モハ30023、1926年製、窓高さ800㎜)との窓の大きさの違いが判る。
※国鉄電車の歩み(30系から80系まで)P16/P17から抜粋
現役の営業運転は何と55年、当時学生であった自分には、55年前などは当然想像外。
そもそも戦前とか戦中戦後などは、言葉としては知っていても実感等での理解が困難。
それらの歴史の証人という意味で、これらの車両を自分は眺めていたようであった。
しかし、それから既に45年も経過している。あと10年後に、できればここに立って、
55年という年月を再び感じてみたいものである。
参考
国鉄電車編成表:1978/1979/1980
旧型国電車両台帳
国鉄電車の歩み(30系から80系まで)