徳益駅【福岡県】(西鉄天神大牟田線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
福岡県柳川市南東寄り、クリーク(掘割)が張り巡らされている田園地帯に位置する西鉄天神大牟田線の無人駅で、単線区間にあるホーム1面の棒線駅で、駅舎すら存在しない駅、そして天神大牟田線で最も乗降客が少ない駅である、
徳益駅 (とくますえき。Tokumasu Station) です。
 
  
駅名  
徳益駅 (T 40)  
  
所在地  
福岡県柳川市 (旧・山門郡大和町)    
  
乗車可能路線  
西日本鉄道:天神大牟田線  
 
隣の駅    
西鉄天神(福岡)方……柳川駅   
大牟田方………………塩塚駅   
  
訪問・撮影時  
2023年2月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1938年開業)。
駅舎………………×
出入口……………東側のみ。西からはすぐ南の踏切を渡って東側へ。
バリアフリー……○(駅外とホームはスロープで連絡。
          但し手すりはあるものの、傾斜は急です)。
点字ブロック……駅出入口~スロープ~ホーム間に設置。
駅前広場…………×(最寄りのバス停留所は約450m西の国道208号沿い)。
 
 


徳益駅は駅舎がありません。
線路東側にホームがあり、大牟田方(南側)に出入口があります。
出入口は踏切道に面しています。踏切道は歩道がありませんので、自動車や自転車などに注意が必要です。
出入口とホームの間の高低差はスロープで解消しています。
スロープの右側にはトイレがありましたが閉鎖され、2023年2月時点ではトイレ跡横に仮設トイレが設置されています(男女共用・多機能トイレ無し)。
また、駅前広場はありませんが、出入口の東側に無料駐輪場と電話ボックスがあります。
上写真は西を望む、下写真は北を望む。
 
 

こちらは西側から駅出入口方を望む。東を向いて撮影。
踏切を渡って左側に駅出入口があります。
踏切は幅員が狭く、大型車は通行できません。
 
 

駅前です。東を望む。左手に駅出入口があり、後方に踏切があります。
駅東側は田園地帯が広がっており、住宅は少ないです。商店は見られません。
また、田園の中にはクリーク(水路)が張り巡らされていて、福岡県筑後地方や佐賀県南部といった有明海沿岸特有の光景となっています。
 
 

駅前です。西を望む。後方に踏切があり、右後方に駅出入口があります。
踏切道の左手をクリークが並行しています。
駅西側は東側より住宅が多く、徳益の集落が形成されています。一方、こちら側も駅前に商店は見られません。
 
 

仮設トイレ前からスロープを登るとホームに到達します。
西鉄天神方(北)を望む。
 
 


ホームには2つ屋根があり、手前(大牟田方)の上屋にはICカード簡易改札機が、奥(西鉄天神方)の上屋にはその他の改札設備とベンチがあります。
徳益駅は無人駅で、駅集中管理システムが導入されています。
上写真は西鉄天神方を望む、下写真は東を望む。
 
駅員配置………なし(無人駅。上屋下にきっぷ確認カメラ搭載インターホン有)。
自動改札機……△(ICカード簡易改札機のみ設置。入場・出場とも各1台)。
ICカード………利用可能(『nimoca』エリア内。
       交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………スロープ・ホームとも通行化。点字ブロック設置。
有人通路………なし(無人駅のため)。
窓口……………なし(無人駅のため)。
自動券売機……なし(代わりに乗車駅証明書発行機あり)。
自動精算機……なし。
トイレ…………あり(男女共用の汲み取り式仮設トイレ)。  
売店……………なし(駅前に飲料自動販売機すらありません)。
コンビニ………なし(最寄店舗は約900m南西「セブン-イレブン」)。  
 
磁気券用の自動改札機がありませんので、きっぷを所持している場合はそのまま乗車可能です。
きっぷ不所持の場合は乗車駅証明書を取得して、下車駅などで精算して下さい。
また、チャージ機がありませんので、残高不足の場合は全区間現金精算になります。
ICカード利用で徳益駅を訪問の場合は、残額に余裕を持たせておいて下さい。
 
 

建植式駅名標です。電照式と思われます。
西鉄の標準デザインで、駅ナンバリングが追加された新タイプです。
徳益駅の駅ナンバリングは「T 40」です。
 
 



駅構造……地平駅(北北西~南南東方向)。カーブ地点にホームがあります。
配線………単式ホーム1面1線(棒線駅)。
 
番線は設定されていません。
下り大牟田方面、上り西鉄久留米・西鉄福岡(天神)方面とも同じホームに発着しますので、乗り間違えないよう注意が必要です。
 
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………全体的に狭いです(通過列車に要注意)。
上屋(屋根)………×(手前の大牟田寄りに短い屋根が2つあるものの、
        いずれも線路際まで届いていません)。 
ホーム上設備……ベンチ、改札設備。
 
後方の大牟田方ホーム端に出入口のスロープがあります。
 
写真は西鉄天神(福岡)方を望む。
 
 


こちらは大牟田方を望む。
現状は2両編成の普通電車しか停車しませんので、ホーム手前側の西鉄天神(福岡)方を持て余している状態です。
特急や急行が臨時停車するほどの施設やイベントも、近隣にはありませんし…。
 
 

西鉄福岡(天神)方を望む。
左側にはクリークが交差する様子が見られます。
また、単線区間は3駅先の蒲池駅まで続きます。
この先、左へカーブして田園風景の中を北西へ走ると塩塚川を渡ります。その後は有明感沿岸道路をくぐって右手に柳川車両基地を見ながら右へカーブして走り、進路を北北西に戻して車両基地の側線群が収束すると市街地に入って、主要駅である柳川駅へと至ります。
 
 

大牟田方を望む。
ホーム端にはスロープがあり、その先に駅出入口と踏切があります。
この先、田園風景の中を南南東へ走りますが、沿線のクリークは減少します。そして集落に入ると塩塚駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年。          
 
単線区間にある単式ホーム1面1線の棒線駅で、駅舎は存在せず、南側の大牟田方に出入口があります。駅前は田園地帯の中に民家が点在しているローカル風景といった感じですが、それよりも周辺一帯に張り巡らされている水路(クリーク)が印象的でした。
   
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       新幹線(博多)福岡市地下鉄空港線or七隈線
       (天神or天神南/西鉄福岡)西鉄特急(柳川)普通に乗換。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       新大阪から山陽新幹線に乗り、以降は上記と同じ。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし (最寄店舗は約900m南西「セブン-イレブン」)      
飲食チェーン店・・・なし (1km圏内に店舗はありません)   
 
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、西鉄天神大牟田線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は徳益駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:西日本鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)