1.ポイントの電気配線
ポイントは、タッチコントロールで制御します。
制御盤の小さな路線図に、ワッシャを挟んで、2mmボルトをねじ込みました。PECOのポイントマシンからの配線は、制御盤裏面のナットでそれぞれのボルトに固定しています。
制御盤に挿し込んであるバナナプラグの先端で、行きたい方向のボルト頭をタッチすれば、その方向にポイントが切り換わります。
ポイントマシンの調整に苦労しましたが、動きは絶好調です。
2.アンカプラーの設置
ケーディーカプラー(正確には、ケーディー”タイプ”のカプラー)の自動解放を行うために、アンカプラー(永久磁石)を設置しました。
ところが、列車を走らせてみると、バックマンのCタンク(HO)を改造したロコが、アンカプラーの上で立ち往生します。
何でかな?と思ってアンカプラーをチェックすると、アンカプラーの高さがレールの高さを超えていました。
このため、Cタンクの第3動輪の下にある、ギア収納部と思われる出っ張りが、アンカプラーと干渉してしまったようです。
設置したアンカプラーはケーディーの♯321で、CODE100のレールに使用するものです。PECOのOナローレールの高さも CODE100 なので、本来、こうした現象は起きてはならない筈ですが、ちょっと不思議です。
米国製のアトラス等のレールと英国製のPECOでは、同じ CODE100 でも、微妙な違いがあるのでしょうか? はたまた、Cタンクのプラボディーが経年変化を起こしたのでしょうか?
原因にも興味が湧きますが、支障は取り除かねばなりません。
カッターナイフやパネルカッター、マッハのキサゲ刷毛を動員して、アンカプラーの載る枕木の上面を削りました。
この後、無事にアンカプラーの設置を終えました。
Oナローレイアウトは、ようやく”運転盤”としての機能を完備するに至りました。
3.試運転
ポイントのタッチコントロールとアンカプラー、転車台を駆使しての機回し運転は、非常に面白いものです。その様子を動画に撮りました。
1本目は、客車を切り離したCタンクが機回し線を通って転車台に乗るまでです。
動画の冒頭、列車が停車した瞬間にカプラーが解放しますが、これは、ベースボード裏に未整理の配線コードが捩れており、その状態でレイアウトをテーブル上に置いていることから、レールの水平が保持できていないためだと思います。
2本目は、転車台で転向したCタンクが、客車を連結し、到着時とは逆向きに出発するまでの様子です。
ベニア平原のレイアウトでも、鉄道模型の運転は楽しいものです。
今日も、小さな編成の周回と機回しに没頭していたら、あっという間に数時間が過ぎていました。
さて、次はいよいよシーナリィ工作、と行きたいところですが、実はこのレイアウト、川正線のバラスト散布や、線路周辺の地面作りの習作としての役割を担ってもらう予定です。
そんな訳で、このレイアウトの地面作りは、川正線のバラスト散布の直前となります。それまでは残念ながらお蔵入りです。
仕事の忙しさもあり、長時間の回り道をしましたが、そろそろ、川正線の工作を再開することにします。
本日も、ご訪問ありがとうございました。