Osaka Metro中央線と近鉄けいはんな線は事実上一本の路線であり、Osaka Metroの車両は市営地下鉄時代に20系と24系を導入して全編成冷房付きのVVVF車に統一していますが夢洲への延伸により大阪・関西万博へのアクセス路線になること、そして主力の20系が更新しているとは言え老朽化が進んでいたことから市営地下鉄時代の車両を全面的に新車へ置き換えることとなり、2024年3月の20系全廃と同時に中央線から市営地下鉄時代の車両はいなくなりました。なお近鉄の車両については今後も7000系と7020系を継続使用することになっており、運転台のT型ワンハンドル化や行先表示のフルカラーLED化等改良が進んでいます。
(2023.1.3 生駒にて撮影)
生駒トンネルを抜けてきた24系第03編成の学研奈良登美ヶ丘行きです。同トンネルと生駒〜学研奈良登美ヶ丘間で最高速度95km/hによる運行が実施されていましたが新20系では当然ここだけであったため谷町線への転用により高速走行が楽しめなくなってしまったのは残念です。
(2023.1.3 生駒にて撮影)
続いては近鉄9820系EH22と並ぶ20系第06編成です。かつては日常的に見ることの出来たこの並びも今は見ることが出来ず、9820系も8A系の登場で一世代前の車両になってしまったので世代交代が一気に進んだことを実感します。
最後になりますが引退した20系のうち第06編成は旧森之宮車両工場の跡地に期間限定で開設される「e METRO MOBILITY TOWN」(イーメトロ モビリティ タウン)内に保存され、ミライ体験エリアで活用されることになっています。また同タウン内では自動運転バスの運行やEVカートサーキットでのレース体験なども出来、乗り物中心のテーマパークになっています。