ドラえもん海底列車で吉岡海底駅に行く<日本縦断紀行Classic 21日目-1 吉岡海底> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

 東京 ('03.9.20)

 


2003年9月20日。
東京駅で乗ったやまびこ号の隣に、ディズニーの広告がついた「ドリームキャンペーン号」車両が止まっていた。

※「ドリームキャンペーン号」は、200系新幹線の先端部に東京ディズニーランドのシンデレラ城のマーク、側面に20周年ロゴや、各キャラクターの写真が入った車両。東京ディズニーランド開業20周年を記念して、2003年7月から2004年4月まで運行されました。

私の乗ったやまびこは、やまびこではあるが車両は「はやて」タイプ。 ※E2系
あまりゆれない。

 

 

終点仙台は雨。寒い。長袖のシャツを着てきて正解だった。
午後11時32分発の、北斗星3号に乗り換える。

 


仙台駅のホームで待つ。
夜遅く、ひと気の少ない駅の雰囲気がかなり好き。

 


北斗星3号には個室があまりないので、やむを得ず開放寝台で。
(1号だと個室は多いが、函館到着が午前4時台と早すぎる)
といっても、北斗星3号も函館着は6時34分。
すぐに寝る。
ちなみに、なぜマスクの本来青い部分が白くなっているのかというと、前日クロマキー撮影があったから。

※当時、月1回レギュラーで出演していた、つくばテレビのCS「エンタ!371」の情報番組、『エンタdeパンチ』の収録でした。(エンタ!371は現在のエンタ!959だが、放送されていた番組は同じつくばテレビのPigooの方に近い)

 

 

 函館 ('03.9.21)

 


9月21日午前6時34分、函館駅着。
何度も乗ってきた北斗星だが、青函トンネル内だけで使われる機関車・ED79は初めて見た。

※ED79は2016年、青函トンネルを通る夜行列車(カシオペア、はまなす)が廃止となったときに、全機廃車されました。

 

 

駅の通路に貼られているポスターを見て初めて知ったが、今日のお目当てである「ドラえもん海底列車」が、何と増便されて2往復になっていた。
しかも1本目は7時50分発。
まるで北斗星で来たお客に合わせたような時刻設定じゃないか!
みどりの窓口で切符を購入。(ゲーム路銀 -\8,110-\3,000=-\11,110

 


駅は改築されたばかりで、何もかも真新しい。
少し時間があり、ご飯を食べるのにちょうど良い。
幸い函館には朝市があるから、早朝でも食べ物には苦労しない。
朝からいくら丼を食べる。

 

 


7時30分に改札を抜けると、ドラえもん列車が既に待ち受けていた。
1両ずつすべて違う絵柄が楽しい。
ちなみに種車は781系。
車内も至る所に装飾がなされ、4号車にはお子様用のプレイルームも。

※快速「海峡」廃止にともない、それまで海峡の車両で運行されていた「ドラえもん海底列車」に代わり、この年(2003年)新たに設定されたばかりの臨時特急「ドラえもん海底列車」。この781系が使われていたのはわずか3年間だけでした。

 

 

 吉岡海底

(~五稜郭<~七重浜(ななえはま)~東久根別(ひがしくねべつ)~久根別~清川口~上磯~茂辺地(もへじ)~渡島当別(おしまとうべつ)~釜谷(かまや)~泉沢~札苅(さつかり)>~木古内(きこない)<~知内(しりうち)>~)↑

 

※五稜郭駅から木古内駅までは、2016年から第三セクターの道南いさりび鉄道に経営移管されています。また木古内から先は基本的に、北海道新幹線と貨物列車のみの運行となっています。知内駅は2014年に廃止され、湯の里知内信号場になりました。

 


青函トンネルへ入って間もなくの8時56分、吉岡海底駅到着。
じめっとした空気が、海底であることを感じさせる。

 


長い長いトンネルを歩いて、

 


ルミライトの神秘的な空間を抜けて、

 


「ドラえもん海底ワールド」にたどり着いた。
今までの無機質なトンネルとは、がらりと雰囲気が変わる。

 


のび太やジャイアンなど、各登場人物の部屋が再現されている。
考えてみれば、今はやりの昭和30年代の風景でもある。

 


トンネルの天井が、このエリアではかなり高く作られている。
お客さんの中には、すごくきれいな女性が大勢いるのだが、みんな小さい子供のママさん。子供のいないカップルはまれ。
私みたいに1人で来た客はもっとまれ。

 

場内に『ドラえもん音頭』が流れてきた。
思わず和太鼓を叩きたくなったのは、ゲーマーの習性か。

 

 

全体的に、いい雰囲気の場所で、楽しめたのだが、吉岡海底駅で行う必然性に、ちょっと欠けるかも。
海にまつわるシーン(のび太が海底を歩く話のような)をジオラマにしたり、海に関連したひみつ道具をもっと多く取り上げてみてはどうだろうかと思う。
もっとも、ちょっと街から遠い異空間に行くことで、日常から切り離された“ハレ”の感覚を盛り上げる効果は出ているので、それだけでも十分なのかもしれないが。

※このとき私の頭にあった「のび太が海底を歩く話」というのは、ドラミちゃんが登場する『海底ハイキング』の回でした。

※吉岡海底駅は、北海道新幹線建設の際の資材基地とするため、2006年8月から休業。ドラえもん海底列車の運行も終了しました。
その後2014年に廃止され、現在は保守・避難用施設の「吉岡定点」となっています。

 


ホーム近くに埋め込まれた「メモリアルボード」には、さまざまな有名人の名前も交じっていた。
仲代達矢さんに岸部一徳さん、鳩山由紀夫さんに横路孝弘さん、九重親方(現・北の富士勝昭氏)、千代の富士関(※2003年時点の九重親方)、北勝海関(現・八角親方)、さらには鈴木宗男さんの名前も。

 

 

「教会と洋館を巡って感じる、函館の文明開化(函館)」へ続く)

 

はこぶら(函館市公式観光サイト) JR北海道 函館市企業局交通部

 



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